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商品検査協会はミネラルウォーターより水道水の方を勧めてます

ドイツの飲み物
この記事は約4分で読めます。

先日、新聞を読んで見つけた記事から これを書きました。

ドイツの消費者センターが「ドイツの水道水の質は健康上問題ない」と。

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ミネラルウォーターばかりだったのに、いつの間にか水道水も

水道水の質がこの30年で変化したのかどうか、わかりませんが 
私が初めてドイツに来た時は 大抵の家庭では飲料の水はミネラルウォーターでした。
その頃はペットボトルのミネラルウォーターなんて売っていなくて、ガラス瓶に入った、大抵は炭酸水が これまた重そうな丈夫そうなプラスチック製のケースに入ったものをケースごと数箱買ってきて 地下室に置いておく、というのが普通でした。

それが 手軽に買える浄水器が登場して、炭酸水メーカーが出来て普及し始めた頃から 水道水を浄水器に通して、その水を炭酸水にして飲む家庭が一気に増えました。

20年前くらいからでしょうか? 一気にこのような浄水器を持つ家庭が増えましたね。

ドイツ人家庭を訪問すると
「なにか飲み物はいかがですか?」ときかれる事が多く、その時に「お水をください」と頼むと、瓶にはいったミネラルウォーターを出される家庭も多いですが この浄水器を通した水をちょっとしゃれたボトルに入れて グラスと一緒に出す家庭も結構あります。

私の住んでいる地域、そしてよく訪問する家庭のある地域とも 水道水は結構な硬水なのですが(いえ、ドイツ国内では普通くらいですが)その水道水、そのままグラスに入れて出してくれ流友人もいます。

以前は旅行ガイドで「ドイツの水は硬水だから飲めません」と言った文章をよく目にしていたのですが (だから水道水をそのまま飲んではいけないと思っていた)最近はドイツ人がよく水道水をそのまま(特に浄水器を通さない人も多い)飲んでいるのを見て、大丈夫なんだ!と安心して私もドイツでも水道水を飲んでいます。とは言っても、自宅には浄水器があるのですが。

「ミネラルウォーターより水道水をおすすめします」

そんな本日、こんな記事を目にしました。

「Stiftung Warentest rät zu Leitungs- statt Mineralwasser」
(商品検査協会はミネラルウォーターの代わりに水道水をすすめます)

Stiftung Warentest

ドイツにはStiftung Warentest(シュティフトゥング・ヴァーレンテスト)財団法人「商品検査協会」という団体があります。

1964年に政府によって設立された団体で、ありとあらゆる商品をテストして その結果を公表しています。結果を公表した「test」という雑誌の売り上げなどで経営をまかなっているそうです。

この団体の検査結果は大変信頼されていて、商品検査協会の検査結果がよく新聞にも取り上げられています。 
今回はミネラルウォーター(炭酸なし・still)でした。

ミネラルウォーターは細菌が多く含まれていてミネラルが少なくて高い

市販のミネラルウォーター32種を検査した結果、
病原菌や農業・工業からの残留で 害虫駆除剤や腐食防止加工剤などが 約半数のミネラルウォーターから検出されたのだそうです。

(健康な)人なら害がない程度だそうですが。 

中でも「ビオのミネラルウォーター」に多くの病原菌が含まれていたそうです。
なんとなく、頷ける結果かも。ビオって聞こえは良いですが 消毒は(あまり)されていない、という事ですよね。

しかも「ミネラルウォーター」という名前にも関わらず、検査した32種類のうち、13種類の水に含まれていたミネラルの量は 商品検査協会がテストした水道水の平均のミネラル含有量より少なかったのだそうです。

せっかく「ミネラルウォーター」という名前なのに・・・

水道水の検査結果

商品検査協会は水道水も検査したそうです。
ドイツの各地20箇所の水道水に細菌など入っていないか、126もの項目を調べたのだとか。
どの水道水も健康に害する事はない、とクリアしたのだそうですよ。
わずかにガンを引き起こす可能性のあるなどの有害な物質が見つかった水道水もあったそうですが 健康を害するほどは入っていなかったそうです。

ドイツの商品検査協会の結論

水道水は安くてエコロジーなだけではなく、安全だ! 水道水を飲みましょう!

だそうです。

ミネラルウォーター、ペットボトルも手に入るようになったとはいえ、運ぶのは重いし、ペットボトルのプラスチックは環境によくないし・・
旅行で持ち歩く、以外は水道水、かな?

味は市販されているミネラルウォーターの方が美味しいものが多いなあ・・と思うのですけどね。

ところで・・・

自宅で水道水に炭酸を入れて炭酸水にできる「炭酸水メーカー」、ここ数年でドイツでもかなり普及したのですが

こういった「ソーダストリーム」などの炭酸水メーカーですね。

炭酸水を作るためには「CO2」のシリンダーが必要になります。 このシリンダーの中身が炭酸になるので 炭酸水を作ればこのシリンダーが空っぽになります。

で、炭酸水メーカーを使っていると このシリンダーを買わなければならなくなるわけですが
最近、ドイツだと 普通のスーパーとか、郵便局でシリンダーが簡単に手に入るようになりました。空になったシリンダーと交換で購入できるのです。(炭酸水メーカーの本体は売ってないのに)

どれだけ、この炭酸水メーカーが普及したのだろう・・・

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