6月下旬は記録的な暑さだったヨーロッパです。
なんでも日本のニュースにもなったそうですが。
そんな暑い暑いある日、家から出ると空気はムッとして暑く、その暑さのせいか、特に用事のない人は外出をしなかったようだし、庭でゆっくりお茶、なんてのもしなかったようで
家から一歩でると、そこはゴーストタウンのように静か!
庭の芝生への水やりのスプリンクラーの音だけが 耳に届いてくる・・
・・・・ああ、ここはどこ?
な、世界でした。
普段なら お天気の良い日の夕方、庭のある家ではテラスでお茶にしたり、夕食にしたりする事が多く、お天気が良いと どこからともなく話し声が聞こえたり、ラジオの音楽が聞こえたりするのです。
お天気が良いと「今のうちに日光に当たろう!」と日光浴をする人がどの家でも見られて住宅地でも夕方には人声がよくするのです。
ドイツの水道水は地下水を利用
ドイツの飲料水は多くが地下水を利用しています。
なので本来は天気に左右されずに水を供給できるのです。
いつでも水道の蛇口をひねれば水が出る!(最近はひねらずにレバーを動かすタイプのものが多いけれど)
そういう生活に慣れて当たり前になっているドイツです。「水はただ」とは思ってないようですが。
日本では私は何度が断水を経験しています。日本では「安全と水はタダだと思われている」と言われていましたよね。今はそういう事は言わないかな、と思いますが。
ドイツも水不足になるかもしれない?
昨年、2018年の夏は記録的に暑く、雨不足になり、山火事も起こりました。
そして今年です。今年、2019年6月は記録的な暑さで平均で例年より気温が2度近く高く、例年より10度高い日もあった、と言います。
暑い上に雨が降らない!
水不足に陥るかもしれない原因
水道の蛇口をひねれば水が出る、です。 水が欲しい、必要だ!という時、水を使ってしまいます。
この暑さで問題になったのは 特に 「庭のスプリンクラー」なのだそうですよ。
(我が家でもやっていたけど)
こういったスプリンクラーです。
機種によっては1時間に800リットルもの水を放出するそうです。 これを数時間稼働させている家もあります。
近所の家の庭からは夜中じゅうスプリンクラーの音が聞こえた事もあります。(6時間以上動いていました)
個人の家の庭でそうですから 畑に放出される水の量は莫大でしょうね。
農家の水は水道水以外のものを使っているそうですが、地下水(水道水)も使っているとか。
そして、もう一つの水不足になるかもしれない原因が
庭に作るプールが年々大きくなっている、という事。
確かに!
知り合いや生徒さん家庭で最近家を新築や改築したところで プールをつけている家を何件か知っているのですが、家庭のプールにしては結構大きい! 最近特に大きくなっている気がします。
そして、ビニールとかでできている組み立て式のプール。
これも 以前は空気を入れて膨らませて作る、ビニール製の小さなプールくらいしかなかったようですが、最近は大人も遊べる大きいプールをよく見かけます。
大人も遊べる、と言っても水に浸かる、くらいですが。
こういった大きなプールを持っていると 当然プール遊びに必要な水の量も多くなりますね。
暑い日が続くと水遊びはしたいし、庭の芝生が枯れないようにスプリンクラーを回したいし。
そうすると・・水不足!?
ドイツでもすでに自治体によっては 水を大事に使うよう注意を呼びかけているところもあるのだそうです。
スプリンクラー、使わないと芝生が枯れてしまいそうだけど、水は限りあるものだと意識しないとね。
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