ドイツ料理の付け合わせによく出る紫キャベツの煮物を作りました。
典型的なドイツ料理ですが、私が作ると日本人好み(向け?)の味になります。
紫キャベツとりんごの煮物(Apfelrotkohl)作り方
ドイツ人が普通に作るレシピを紹介。人によって多少違いますが、大体こんな感じです。
材料
- 紫キャベツ(小1個)750g~1kgくらい
- りんご3個(Boskopなど酸味のあるものがベター)
- 玉ねぎ1~2個
- ラード(Schweineschmalz,50gくらい)
- ローリエの葉、クローブ、Wacholderbeeren(それぞれ1枚、1個)
- 塩、胡椒、砂糖(どれも少々・・・好みで)
- 酢大さじ2
- ジャム(酸味のある、赤いものがベター、レッドカラントのジャムなど最高!)大さじ3~4
- 水125mlくらい(リンゴジュースを混ぜるのも可)
作り方
①まずは紫キャベツを軸から4つに分けて切ります。そして千切りにします。(外側の葉は外します。千切りにする前に洗ってもいいですが、私は切ってからささっと洗います)
②玉ねぎはみじん切りにします。
③鍋を火にかけ、ラードを溶かし、千切りにした紫キャベツと玉ねぎを入れてさっと炒めます。
④りんごは皮を剥いて、適当な大きさに切ります。(8つに櫛形にして、さらに4個に・・とかあるレシピもありますが、どのみち、姿が見えなくなるので、適当に切ります)これを紫キャベツを炒めている鍋に追加投入します。
⑤残りの調味料や水などを鍋に追加して蓋をして中〜弱火で45~60分くらい蒸し煮にします。
出来上がり!
しっかりと赤い色に染まっています!
既製品の(ドイツのスーパーで売っている)Apfelrotkohlが好きでないので・・・
以上の作り方はドイツに来て覚えたものです。(色々とレシピ本やドイツ人の作り方を見て)
ドイツのスーパーで手に入る、瓶詰めなどの紫キャベツの煮物が苦手なので、毎年秋になると自分で作っています。紫キャベツ1個分で我が家は1年分の「付け合わせ用の紫キャベツ」ができます。
大鍋で作って、出来立てを少し食べて、残りは冷凍保存します。
作る時は自分の好みで、
- ラードの代わりに植物油(ラードが苦手です)
- グローブ、Wacholderbeere(n)(セイヨウネズ)が苦手なので入れない
で、作ります。特にWacholderの実をいれると、いかにも西欧の料理という感じがしますが。(個人的感想)
そのWacholder、実は庭に木があるので、買わなくても実が手にはいるのですが・・もったいないなあ・・使わないなんて。
こんな針葉樹の低木になる丸い小さな実です。写真は緑色ですが、これが黒っぽくなります。
紫キャベツとりんごの蒸し煮は肉料理の付け合わせに
もちろん、りんごなしで作っても構いません!
私はりんごを入れる方が好きですが・・紫キャベツが収穫されて、安く手に入る秋にはりんごも良い物が手に入るので、りんごをしっかり入れてしまいます!
このApfel-Rotkohl(Apfel=りんご、Rotkohl=紫キャベツ)、肉料理の付け合わせとして、よく登場します。
ドイツ料理のレストランにいくと
- メインの肉料理(シュニッツェルとか、ステーキとか)
- じゃがいもの付け合わせ料理(ジャガイモの団子とかマッシュポテトとか)
- 紫キャベツの蒸し煮
というメニューをよく目にします。
そして、典型的な伝統的なクリスマスのディナーは
- ガチョウのロースト
- じゃがいも団子(Knödel)
- 紫キャベツとりんごの煮物
これです、これ! この紫キャベツはドイツで一番大事なクリスマスのディナーを飾りますよ!
(今のうちに作っておいて、冷凍保存すれば、クリスマスにはゆっくり休めます!じゃがいも料理とガチョウは他人に任せれば・・・)
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