あと1週間ほどでクリスマスです!あと1週間でクリスマス休暇です!
クリスマスというと、甘いお菓子が沢山食べられる時期です。今回は我が家でよく食べられている(自分では作らない)クリスマスのクッキー、スペクラチウスを紹介します。
スペクラチウス(Spekulatius)とは
スペクラチウスとはこれです!
模様の入ったクッキーです。
スペクラチウスの種類
このスペクラチウスには大きくわけて
- Gewürzspekulatius(スパイスの入ったスペクラチウス)
- Butterspekulatius(バタークッキー生地のスペクラチウス)
- Mandelspekulatius(スライスアーモンドが入っているスペクラチウス)
があります。どれもドイツでは人気の薄く焼いたクッキーです。
スパイスにはシナモン、丁子、カルダモンなどが使われます。
スペクラチウスの型
このスペクラチウス、特徴はなんといっても色々な模様が入っている事です。
中世の修道院では、木を彫ってクッキーの模様の型を作っていたようです。修道院だとやはり宗教的な絵が主だったのでしょうね。
とあるカフェには、こんな大きな木のクッキー型が飾られていました。
現代では、このクッキーを家庭で作るにはこんな型が市販されています。
クッキー生地を伸ばしてその上をこのローラーのような形のものでクッキーに模様を入れます。
もちろん、木製も!
もちろん、板でできた物も。
スペクラチウス(Spekulatius)名前の由来は
スペクラチウス(Wikipediaではオランダ語発音で「スペキュラース」となっていますが、ドイツではドイツ語発音で「スペクラチウス」です。ここでは「スペクラチウス」とドイツ語発音で書きます)
この言葉の由来ははっきりしていないそうですが、ラテン語の「speculum」から来た言葉だと言われています。
「speculum」は「鏡」という意味。型に入れて焼いたクッキーは型の絵を鏡で見たような形になるから、「鏡」という意味の名前が付けられた、と言われています。
なるほど・・・
また、このスペクラチウスという言葉には「ニコラウス」(サンタクロースのモデルになったと言われる聖人)という意味がある、という説もあります。
ニコラウスの別名が「speculator」、また、オランダでは聖ニコラウスの日(12月6日)に聖ニコラウスの絵を送る習慣があり、ニコラウスの絵のはいったクッキーを焼いていたから、とか。
スペクラチウスがクリスマスのクッキーになったわけ(?)
いずれにしても、「スペクラチウス」はノスタルジーな感じや宗教的な絵柄の入ったクッキーです。
単に丸いとか四角い形だけではなくて、絵が描かれたクッキー。なんだか特別ですよね。
それでプレゼントにすると喜ばれたそうです。プレゼントといえばクリスマス!
私が思うに・・・絵が描かれたクッキー、プレゼントの機会にはこのクッキーを贈る人が多くて、クリスマスといえばスペクラチウス、となったのかな?と思います。
そして、クリスマスといえばニコラウスですからね!
・・・今年はサンタクロース、我が家に来るのかなあ?
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