ドイツの代表的な家庭料理の一つに
グリーンピースのスープ(Erbsensuppe)があります。
寒い冬には、このグリーンピースがトロトロに煮込まれたスープを食べるのが、私は大好きなのです。
これ、煮込み料理というだけあって、コンロにかけて1時間くらいグツグツと煮込むのですよ。
長時間煮込む、って、暖房器具のストーブの上に置いておく、とかならともかく、わざわざこの鍋のためにガスを使うのは・・・
この電気代、ガス代高騰の現在は辛い!!
ガス代の大幅な値上げて、1時間も煮込んでなんかいられない!ならば圧力鍋
煮込み時間を短縮して、ガス代を節約するには、
圧力鍋!
ですよね。
はい、じゃ〜〜ん、我が家にもあります。
圧力鍋は良いものを使いたい
私がドイツに来てすぐにお世話になった家庭のお母さんの影響で、私も結婚してすぐに圧力鍋を買いました。
若い時にお世話になった家庭のお母さんの家事の仕方、
とても影響を受けてしまったのよ。(今度、記事にしよう)
最初に買った圧力鍋は、ドイツのお鍋といえばこのメーカーと呼ばれる「フィスラー」のもの。
高かったけれど、とても良くて、皮付き丸ごとのじゃがいもを茹でる(ではなくて、蒸すが正しいかな)時には必ず使っていました。
とてもお気に入りだったのだけど、20年使ったら、蓋の部品がダメになって蓋がキチンと閉まらなくなったのです。
仕方ないですよね。そういう部分は消耗するので、部品だけ別売りしています。
で、部品(バルブとパッキン)を買って、交換しようと思った・・・ら、
部品だけで50ユーロ以上する!!高い!
メインバルブだけで40ユーロ(約5000円)
これにゴムのパッキンが20ユーロ以上。
その時に見つけたディスカウントスーパーの圧力鍋が50ユーロ(約6500円)だったのですよ。
新品の圧力鍋を買った方が、部品を買うより安いじゃん。
ま、これが失敗だったな〜〜と今では思うのです。
安い圧力鍋はやはり使い勝手が悪い!
けれど、仕方ないので、使い倒します。ガス代高くなったし。
圧力鍋でスープを作るのは苦手
というわけで、普通の鍋でグツグツと長時間煮込むには、
ガス代が高すぎる!(ちなみに我が家はドイツでは少数派のガスコンロ)
でも、好きなグリーンピースのスープは食べたい!というわけで、これからはこのスープを圧力鍋を使って作ることに決定!
このスープ、圧力鍋を使って作れる、というのは目新しい事ではなく、私も以前、一度試しました。
が、圧力鍋って、
- 加熱中に中が見えない!
- 加熱途中で混ぜられない!
- 加熱途中で材料を追加出来ない!
ではないですか!
このグリーンピースのスープは、トロットロッのスープなので、うっかりすると焦げてしまう危険が。
それに豆が好みの柔らかさになるまで煮込みたい!のに、圧力鍋だと、蓋を開けるまで様子がわからない・・・う〜〜ん、困った!
圧力鍋でグリーンピースのスープを作ります
でも節約したいので、これからは、圧力鍋でスープを作る練習をします!
まだまだガス代は上がり続けそうだもんねえ(涙)
材料はこれ。
- グリーンピース=乾燥だけど、Schälerbsen(皮を剥いてあるグリーンピース)だと前日に水につけなくて良いから楽!
- 玉ねぎ、人参、じゃがいも
- 冷凍保存していたセロリアック(うさぎにセロリアックの葉を与えるために夏に大量に買った、その残りの実)
- ブイヨン(Brühe、Reformhausにあるこのブイヨンがお気に入り)
- ローリエの葉
- 角切りベーコン
- (写真にはないけれど、塩、胡椒、ウインナーソーセージ)
作り方は
- 野菜は角切りにして、鍋に油を熱して、野菜とベーコンを入れて炒める
- グリーンピースと水、ブイヨン、ローリエの葉を追加して、圧力鍋の蓋をして、圧力がかかってから15〜20分くらい茹でる
- 塩、胡椒で味を整える
- 好みでソーセージを温めて出来上がり!
ドキドキしながら圧力鍋の蓋を開けたら・・・グリーンピースが溶けている!
豆の形が残っていて、スープがどろっとした方が好みなんだけどなあ。
加熱時間、もっと研究しよう!
温めたウインナーソーセージ(ペアで2本にするのが一般的だけれど、2本食べるのは辛いので、今日は1本だけ)に、パンを添えて。
スープ皿の縁にパンを乗せるのがドイツ流〜
では、いただきます!
スープは見かけよりもトロッとしていて、おいしかったです!
だけど、もっと研究の余地あり、だなあ。
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