片づけをせっせと行っているshirousagiです。片づけ関係の本はすでに数冊読みましたが、今回、「Kindle Unlimited」にあったこの本にも目を通してみました。
「たった1分で人生が変わる片づけの習慣」小松易・著
日本初の「かたづけ士」である小松易さんの著書です。(って、「かたづけ士って?」なのですが)
内容はすでに片づけに関する本を読んだ人だと「ああ、これも耳にした事があるな」という感じではありますが、元の本が2009年発行なので、むしろこの人の本を参考にして、他の人が同じ事を言っているのかも?しれません。
片づけの基本は「出す→分ける→減らす→しまう」。
そして、片づけの第一歩は「整理と整頓」だと著者は述べています。
整理とは減らす事、整頓は使いやすいようにモノを配置する、置き場を決める事、です。
- まずは持っているモノを全て出す
- 捨てるものと捨てないものに分ける
- 捨てないモノを使いやすいように配置する
そして、やり方としては、毎日15分ほど片づけるというやり方を勧めています。一気に長時間するとリバウンドしやすいとか。
この毎日15分は私も実践しているやり方です。15分くらいなら時間も見つけやすいですね。でも休暇中などは1時間くらいやる事もあります。長時間一気にするメリットは、「ビフォーアフター」がわかりやすい事かな?とにかく一気に大量にモノを手放すと景色が急変するので。ただ、とても疲れます!

この本に書いてあった事で、私がなるほど、と思った2点を紹介します。
21日間、自分のクセと真逆の事をしてクセを直す
一つ目がクセを直すには21日間、とにかく真逆の事をすれば直る、という事です。
クセというのは・・・著者によると
ある一定期間繰り返して、あるタイミングで自分の身についた行動
なのだとか。なので、そのクセの真逆の行動を21日間毎日繰り返すことができれば、その行動自体が今度はクセになり、それまでの(悪い)クセを直すことができるのだそう。
その21日、3週間のプロセスは
- 1週目:決めたからなんとかやらなきゃ
- 2週目:やらないとちょっと気持ち悪い
- 3週目:いつの間にか、その行動をとっている
片づけが苦手な人は「置く」という動作に対していつも無意識
実はこれ、私がこの本を読んだ理由です。
「汚部屋」と呼ばれる部屋の持ち主っていますよね。(数年前に人気になった漫画「のだめ」の部屋のように)
旅行でホテルに同時にチェックインしても、すぐにホテルの部屋の床がモノで見えなくなる、という人。旅行者に我が家の部屋をお貸ししたら、翌日にはモノで埋まっていた、という人がいます。
「おかしいな・・・スーツケース1つで来て、なぜこれほど部屋が散らかるの?」
私は特にいつもキチンとしているわけではありませんが(掃除苦手だし)モノが散らかっているのが嫌いなので、「どうしたらこれほど早くに部屋が散らかるの?」と不思議だったのです。
その答えが「置く」という動作に対して無意識。
片づけが苦手な人は、無頓着な動作である「置く」に意識を向け、行動するだけで、身の回りが劇的に片づけ始め、生活、仕事、そして人生が変わっていくのです。
シンプルといえばシンプルな答えですが、なるほど!と思います。世の中って、実はシンプルです!
家族が家の中を散らかす時は、この「置く」という行動を観察して、散らかさないでもらえるようにしたいな、と思います。玄関とかを折角片づけても、家族が散らかす、ってこと、ありませんか?とはいえ、「散らかすな!」と叱るだけでは効果はないし、むしろ嫌われますからね・・・
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