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【読書】ずるいって何?と思いましたが、ラテラルシンキングについて読みました

読書
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今回の本はとても速く読めてしまいました。イラストも多いのでスラッと読めます!

その本は「ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング」です。著者は木村尚義さん。

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ラテラルシンキングって何?

ラテラルシンキングとは、思考の制約となる既成概念や固定観念を取り払い、水平方向に発想を広げる思考法です。そのため、斬新でユニークなアイデアや発想に向いています。

「ラテラル」lateral=横の、横に向かって という意味の言葉ですね。

イギリス人エドワード・デ・ボノ博士が1967年に提唱した考え方で、「どんな前提条件にも支配されない自由な思考法」だそうです。

ラテラルシンキングとロジカルシンキング

このラテラルシンキングに対して、普通、誰もが行う思考法が「ロジカルシンキング」です。ロジカルシンキングは常識や経験から、妥当だと思われる正解を導くためにロジックを掘り下げていくので、垂直思考と呼ばれる事もあるのだそうです。

なるほど、だからロジカルシンキング(縦)に対するのは「ラテラル」シンキング(横)なのですね。

「ずるい!」って何?

この本の題名にある「ずるい」って一体?と思いましたが、そういえば、ある問題にとんでもない回答をいうと「ええ??ずるい!そんなのない!」と反応する事がありますよね。その「ずるい」なのですね。

そういえば、子供の頃に学校のクラスに1人くらいいませんでしたか? 問題に対してとんでもない解決策をだして、しかもそれでも正解だと言えるので

「え〜〜〜そんなのあり??ずるい!!」

と言われた子。(私のクラスにはいたのですよ)

この本の最初には13個のオレンジを3人で分けるには?という問いがあります。13個全てを13人に分けるって、13を3では割り切れませんから、考える、工夫が必要です。

その問題の回答の1つが「オレンジを全てジュースにしてしまってから分ける」です。トンチのような答えと言えるかも、ですね。

ラテラルシンキングを得るには

ラテラルシンキングに必要な力を得るのは、この3つの能力が必要です。

疑う力〜固定観念を打ち破る

これはもうわかりますよね。固定観念にとらわれすぎて、アイデアが出てこない人って、よく見かけます。自分もよくやります。子供に「こうしたら?」と言われて「あ、その手があった!」と思う事、しばしばです。

そう考えると、子供って、固定観念にとらわれていなくて自由ですよね。また、その道のプロ出ない人から意外なアイデアをいただく事もありますよね。何度生徒に教えられた事か!

抽象化する力〜物事の本質を見抜く

物事の対象を特定して、それを抽象化。それから具体化する。

こうして物事を抽象化するとまた新しいアイデアが湧くかもしれません。なるほど!

例えば、ボールペン→書く物(これが抽象化)→鉛筆(具体化)

「このボールペン、使いにくい!もっと良いボールペンを!」という場合に、何もボールペンに固執せずに鉛筆を使う、という手がある、という事ですね。

セレンディピティ〜偶然の発見を見逃さない

セレンディピティ(serendipity)という言葉があるそうです。意味は

「何かを探している時に、それとは別の価値のあるものを偶然見つける力」

なのだそうです。

偶然、思いがけない発見をする、ってありますね。また、よく耳にしますよね。これは偶然だけでなくて、先入観を持たずに観察していると発揮できる力でもあるそうです。いずれにしても、頭が固いと無理っぽいですね・・・

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最小の力で最大の効果を出すための思考など、固定観念にとらわれない思考を生み出すヒントが他にも書かれています。

意識して考え方を柔軟にしていきたいな〜〜と思わせてくれた本でした。これまで無意識にやってきた事をちょっと意識して考えるともっといいアイデアが生まれて、「ええ??そんなのずるい!」(良い意味で)と言われるような発想ができるかも!ですね。

本当に読みやすくて、読了に1時間かからなかったような気がします。

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