こういう業界裏話的なお話、お仕事漫画を読むのは好きなので、読みました!
「ミュージアムの女」宇佐江みつこ・著
私はよく美術館、博物館に行くのですが、その度に「大変だなあ・・・」と思っていた仕事がこれ。
展示室の片隅で椅子に座って、訪問者が絵画などを傷めないか、など監視している人です。
美術館って温度は適温だし(夏は涼しく、冬は暖かい)静かだし、ずっと座っていると眠くなりそう・・・zzz
私と同じ事を思っていた人は多いようですが、著者の方によるとそれほど眠くはならないようです。とは言え、ランチの直後など眠気が襲って来ることもあるようですが。
この本は4コマ漫画で岐阜県美術館で監視の係をしている人の仕事の様子など実体験が描かれています。
一度は憧れたのですよね・・・美術館や博物館でのお仕事。私は学芸員になりたいな、と思ったことがあったのですが、どうやら学芸員はとても大変、ハードでたくさんすることがあるようです。
著者の働いている岐阜県美術館はまだ訪れたことがないのですが、次回の帰国では足を伸ばしてみようかしら?
美術館といえば、ここドイツのNRW州だとケルンの美術館がおすすめです。
デュッセルドルフにも有名な大きい美術館がありますが、ケルンのこの2つは本当におすすめです!
ルートヴィヒ美術館(Museum Ludwig)
まずはケルン中央駅からすぐにある現代美術のルートヴィヒ美術館です。
この美術館にはヨーロッパ最大級のパブロ・ピカソ のコレクションがあります。
写真撮影可なのは嬉しい。現代アートだけど・・・
他にもパウル・クレーなど現代美術にそれほど詳しくない私でも知っている絵画や画家の作品があります。
この美術館に出かけるとレストラン・カフェでケーキを食べるのも忘れません!
住所
Heinrich-Böll-Platz,
50667 Köln
中央駅で降りてドームの前を通り、ライン川に向かって歩くと見つかります。
開館時間
火曜日〜日曜日 10時〜18時
第一木曜日 10時〜22時
月曜日休館
入場料
大人12ユーロ 学生8ユーロ
18歳未満無料 (2020年7月現在)
ヴァルラフ・リヒャルツ美術館(Wallraf-Richartz Museum)
宗教絵画やルーベンス、レンブラントといった絵画ならケルンのヴァルラフ・リヒャルツ美術館がおすすめです。
こちらはケルン中央駅から少々歩きますが、バスなどに乗らなくていける範囲です。
この美術館訪問はすでに一度このブログで書きました。
この美術館にはまだ一度しか行ったことがないのですが、すっかりお気に入りになりました!
住所
Obenmarspforten
Am Kölner Rathaus
D-50667 Köln
開館時間
火曜日〜日曜日・祝日 10時〜18時
第1&3木曜日 10時〜22時
月曜日 休館
入場料
大人13ユーロ 学生8ユーロ
18歳未満の子供は常設展は無料。
どちらの美術館も去年より入場料が安くなっています。コロナ禍だからかも。(2021年以降は入場料を調べてくださいね)
どちらの美術館でも写真撮影が可能でした。
「ミュージアムの女」によると、写真撮影ができない場合の理由の一つが「著作権」であるそうです。
なるほどね。とても有名な絵画があるルーブルとかがどうして写真撮影可能なのかな?と不思議だったのですが、納得しました!(作品が古いので著作権がない)
そういえば、まだデジタルカメラがなかった頃、ルーブルでモナリザを撮影した覚えが!
また、絵画を傷めないように、美術館ではシャープペンシルやボールペンなどインクの入っている筆記用具は使わないで!とのこと。
シャープペンシルがどうしていけないのか?と思えば、筆記用具を持ったまま絵画の前で転んで絵画にペンシルの先が当たって傷つける恐れがあるからだそうです。
大事な文化・芸術作品。貴重な宝ですよね。出来るだけ傷まないように美術館は細心の注意をはらっているのですね。
そうそう、虫が入るのも困るのだとか。
庭があって、休憩がてら庭に出て一休みできる美術館って好きなのですが、すると虫が入りやすくなって困らないのかな?
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