3月22日、政府が出した新型コロナ感染拡大予防対策は
「(公の場で)3人以上で集まる事は禁止する」
です。これからしばらく、公園で3人以上で集まる、3人以上でおしゃべりする、と言う事はできません。違反したら罰金ですよ。州によって罰金の規定が違いますが、ここノルトライン=ヴェストファーレン州は最高25,000ユーロ(約300万円)です!
もちろん、家族や同居人、また、仕事上の欠かせない集まりは3人以上でも大丈夫です。
本当は「外出禁止」が出るのではないか、と思われていました。が、「単に外出、というより、人々が集まるのが問題だ!」となるべく人が集まらないように、3人以上集まる事が禁止、となったようです。
なんの用事であれ、外に出る事自体がウイルスに感染する危険性を高める訳ではないのですよね。問題は人から人への感染ですものね。確かに。
それに、問題だったのは、外出自粛と言われても、公園で(現在使用禁止なのに)子供たちを遊ばせる親(複数)が後を絶たなかったり、「コロナパーティー」と言われる、若者が集まって、ビールなど持ち寄って、この休校を楽しんだりしている事だったのです。
と言う訳で、外出する事自体は禁止ではなくなりました、まあ、自粛ではあります。そして、他の人との距離を最低1.5m以上とる事!と規則になっています。
先週末からドイツのスーパーでも床にシールが貼られて、他の客との距離を2mとる様にされています。
マッサージや理容院、美容院、そしてエステなど店の人とお客とが濃厚接触するところは営業禁止になりました。
マッサージとか美容院には、新型コロナウイルス感染者がドイツで増えてから行く気になれませんでしたが。
レストランやカフェはテイクアウトやデリバリーは良いけれど、レストラン室内で飲食はだめなのだとか。
街にショッピング(もっとも、店が開いていない!)に行ってもカフェで一休み、が出来ないのですね。
と厳しい制限が設けられました。
これから2週間はこの規則を守らないといけません。
新鮮な空気に触れるために散歩は勧められています
家族と一緒に散歩!は許可されています。むしろ、勧められています。新鮮な空気を吸うために散歩は奨励されています。
せっかくの良いお天気、郊外の田舎をお散歩しました。大学生の息子を連れて。家族は一緒で良いのです!ここは家族で一緒に散歩するしかない!(友人でも2人だけで行動するのは大丈夫です)
大学は4月はじめには夏学期(Sommersemester)が始まるはずだったのですが、4月19日まではお休みになりました。その後はどうなるのかな?大学だと講義くらいはオンラインでできるはずだけど・・・
と言う訳で、しばらく実家暮らしをしている息子。友人に会いに行く事もそれほど出来ないし、と言う訳でボディーガード兼おしゃべり相手として一緒に散歩します!
本日はデュッセルドルフから車で20分くらい走ったところにある小さな川沿いの散歩道。気温は低かったのですが、(3度くらい)お天気がとてもよく気持ちのよい朝です!
まっすぐな散歩道に人影は見えず。って、平日の午前中です。
この後、母娘連れを2グループ、犬の散歩をしている人を数名(いずれも1人で)、サイクリング中の人2名、1人ジョギングの人を見かけました。
カエルの通る道
川といえば、春です!ここでも「カエルが横断します!」の道路標識が!
この道路標識は数日前に別の場所でも見かけました。
「カエル横断注意」の標識の後、車道と畑の間はこのようなガードがつくられています。
この緑色のシートで出来たガードが何メートルも続いています。カエルの産卵の時期だけ付けられるようです。
大変手間がかかっているようですよ。
行先は小川の上流。
ここに来ると、カエルの鳴き声が聞こえます。夜になるとカエルの大移動が見られるのかしら?
声は聞こえても姿は見る事が出来ませんでしたが、カエルの産卵が無事に終わる事を祈りつつ、お散歩終了。
雲ひとつない青空。人影の少ない畑と田舎道。
特に観光地でもない、ただ田舎の畑の間にある散歩道。普段だったら散歩しないような道です。
新型コロナ感染対策でなるべく人に会わない事!と言われていなければ、この時間はどちらかというと街に出て、新しい洋服を買ったり、パソコン見たりと言った事に時間を使っていたはず。
きっかけは感染予防という残念な事態ですが、有名でもなんでもない自然いっぱいの散歩道も色々観察することがあって、興味深いな〜〜と思った朝の1時間でした。
それにしても・・・フランスやイタリア、スペインは「外出禁止」になったのに、ドイツは外出禁止にならなかったのは、お散歩が出来なくなると困るからかしら、ね??(なんてね)
さあ、新鮮な空気をいっぱい吸ったし、今晩もしっかり眠れるようです!
皆さんも、しっかり寝て、しっかり食べて、しっかり動いて、元気に過ごしてくださいね。
コメント