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このコロナ騒動でもパニックにならないように〜「人生はたのしいかい?」

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外出自粛で動画やテレビや読書を楽しんでいる方も多いかと思います。

かく言う私も読書をしよう!と思っていたのですが、家族が家にいると意外と読書が進まず。

ですが、オーディオブックだとをご飯を作りながら聴くことができるので今はこれで読書しています。私が利用しているのはオーディブルです。

サブスクリプションとして毎月定額支払っているので、1冊はダウンロード。毎月「今月はどの本を聴こうかな?」と楽しみに選んでいます。

今月選んだのは「人生はたのしいかい?」

「人生はたのしいかい?」北川貴英・著

ロシアの格闘技に「システマ」と言う物がある事は全く知らず、ただ、なんとなく面白そうだな、と選んで読み(聴き)ました。

格闘技としてのシステマには武器を使う物も多いそうですが、この本で紹介されているシステマは体の使い方を通じて、ビジネスや生活でで役に立つと言うことが紹介されています。

システマは徹底した脱力柔らかな動作が特徴だとか。脱力と柔らかさといえば、音楽の演奏には欠かせません。

楽器を習った方なら一度は指摘されたことがあるのではないかと思うのが「脱力」です。無駄な力が入っていると響く音は作れません。そう、オペラ歌手のような声ではなくて、怒鳴っているような押し潰したような声です。

(そして、柔らかな動作も楽器演奏では欠かせません)

格闘技や音楽演奏だけではなく、何事においても「脱力」というのは大きなテーマだと思いますが、なかなかこのテーマに向かう時がないのでは?と思っています。

この本ではシステマのメソッドについて、以下の16個の課題として、どのように体に取り入れるかが小説形式で書かれています。

  1. よかったことに目を向ける
  2. ゆっくりやる
  3. 知る
  4. 距離を測る
  5. 呼吸する
  6. 姿勢を整える
  7. 視点を動かす
  8. 限界に触れる
  9. 最悪を想定する
  10. 動き続ける
  11. 力を抜く
  12. 成功体験を忘れる
  13. 観察する
  14. 衝突をコントロールする
  15. 分かち合う
  16. 任せる

他の分野でもあると思いますが、特に楽器・音楽演奏をやっていると体のリラックスのさせ方、舞台の上での演奏の際に上がらない方法などが共通しているので、特に目新しい事はなかったのです。 ですが、意識しないと呼吸を整える事がどれほど大切なのか、普段は忘れてしまっています。

日常生活でもパニックに陥りそうになる時、この本に書かれているように呼吸をして落ち着くと言うことがシンプルでありながら本当に大事なことですね。

この本はこのシステマの教えを小説形式で紹介しているので、オーディオブックとして聴いていて、ストーリーの展開にのめり込んで、あっと言う間に最後まで聴き通しました。

格闘技はしないけれど、システマについて知りたい方にはおすすめの一冊です。本当に読みやすい本でした。

パニックといえば、現在、新型コロナウイルスの感染で世界中がパニックに陥っています。

つい最近までの平穏な生活が一変してしまい、病気に対する不安のある人、これからの経済に対する不安のある人、皆がそれぞれ将来に対して何かと緊張を持っていることと思います。

この困難な状況に負けずに生き抜いていくためにも、自分の体をストレスから解放して思い通りに動かせるよう、呼吸を意識するのは大事ですよね。

自分としてはタイムリーに読めた(そう言う内容だとは読む前は知らなかった)本だと思っています。

どんな状況にあっても人生は楽しみたいですね。

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