久しぶりに小説を読みたくなって、でも目が疲れるので「Audible」で。
おすすめ本を見ていて何気なく選んだ本日の本はこれ。
内館牧子・著「すぐ死ぬんだから」(講談社文庫)
78歳の主人公は外見を磨く
78歳の主人公・忍ハナはある時から外見に気を使うようになり、服装や化粧、肌の手入れなどをして、実年齢より若く見えるのが自慢。
60代以上になったら実年齢以上に見られないように努力するべきというのが、ハナの信条。
「楽だから」とダボダボのワンピースを着ているお年寄りや、ヨレヨレになった服を着ている息子の嫁を軽蔑している。
そこで、ハナの夫が倒れて、人生に思わぬ問題が発生。
なかなかドラマチックなお話で、先が知りたくなってあっという間に読み終わりました(聴き終わったというのが正しいけれど)
80歳になった時の私は外見に気をつけていると思うよ
50代もおしまいに近づいている私なので、何かあると「人生の残りも多くはないから、ま、いいか」くよくよ悩まないことはよくあります。
肌のお手入れも、サボり気味になることはあります。そんな時に「まあ、残りの人生もそれほど長くないし」と楽観してしまいます。
だけどね、おそらく80歳になっても、ある程度は外見を気にして生活すると思うのです。
どうしてかって?ここが日本でないから!なのに私は日本人だから!
どうしても目立つし、バカにされたくないので、外見にはある程度はこだわっています。といっても、清潔感を第一にして、まわりから浮かないファッション。
なので化粧は薄化粧。厚化粧をすると浮いてしまう…
ヨレヨレの服を着て、差別にあう可能性を大きくはしたくないのです。
ドイツ人って、おしゃれではないけれど、年配の方を見ても、みなさん、シャキッとしていらっしゃる。
いや、全ての人がそうだというわけではないけれど。
私の周りの70歳以上の人は、きちんとアイロンのかかった、カラフルな色使いの服を着て、楽しそうに生活していらっしゃる。
まだ50代の私のクローゼットには黒や紺の服が多いからねえ
あと20年もたったら、私のクローゼットもカラフルになるかなあ?(こればかりは私の好みで決めるけど、どうなるだろう?←最近、黒い服を買わなくなったなあ)
終活、エンディングノートは書く
「すぐ死ぬんだから」の主人公はエンディングノートなんて、と、夫にもエンディングノートを書かないように指示。
終活をすると、「もう年だから」と意識しているからダメというのかな。
私はたとえ今40代だとしてもエンディングノートは書きます〜(と言いつつ、未だ書いていない)
やはり、いつ何が起こるかわからないし、残された家族にはできるだけ苦労させたくない!
実際、つい先日、友人が亡くなって、ご主人がとても苦労していらっしゃるの
実は、私が終活をキチンとしておきたい理由の一つは
準備しておいたら、それが必要になる日が来るのが遅い!
と思っているからです!
だから、今から「もしも」の時のための準備を周到にしておくのよ。
そうしたら、その「もしも」の時はなかなかやってこない〜かも。
内館牧子さんの小説は今回初めて読みました。
この「すぐ死ぬんだから」は3部作の1つなので、あとの2作品も読もうかな(聴く本で楽しむつもり)
にほんブログ村
応援クリックをありがとうございます!
コメント