接触禁止、レストランなどは営業禁止(テイクアウトはOK)になって早くも3週間が過ぎたドイツはNRW州です。(州によって規則が違うので、外出禁止になった州もあります)
本日、4月6日から夏学期(Sommersemester)が始まる大学生の息子もここから列車で1時間の自分のアパートに帰らず、我が家に籠もっています。
大学の講義は始まりましたが、全てオンラインで行われるとか。
大体、コロナ騒動の前から一部の講義は動画でいつでも見れた、課題はオンラインで提出、だったので、学生も教授もそれなりの経験があって、あまり困らないようです。
不幸中の幸いにも、コロナ騒動が始まる前に前ゼメスター(冬学期)が終わっていて、実家に戻っている時にコロナで外出自粛になりました。なので、そのまま実家に住みついています。(外出制限になってからは移動していません)今日からパソコンの前に座って勉強をしています。
友達に会えないけれど、孤独だけど、ヘッドフォンして講義を受けると集中して聴けそうな気がするのですよね。私も大学時代、全てだと嫌だけど、いくつかはこうやって講義を受けたかったなあ〜〜と思います。
オンタイムでなくても良いらしく、いつでも何度でも講義は再生可能なのだそうです。わからなかったらもう一度聞くこともできるし、確認もできるし。利用次第では本当に動画って便利ですよね。
それに、教授が話すテンポも変えることができるのがとても便利だと思います。
話のテンポが遅すぎると眠くなったり、早すぎるとついていけなくなったりしませんか?
この点、今は動画、音声の再生スピードを変えられると言うのは本当にありがたいです。自分が聞いていて一番わかりやすくて集中しやすい速度で再生すればいいのですものね。
ところで、
昨日、久しぶりにある教会で知り合ったドイツ人の友人から電話がありました。
彼女とはもう30年近くの長い付き合いなのですが、遠くに住んでいるためあまり会えず、1年に1回会えば良い方、です。
電話やメールでのやりとりも、クリスマス以外では用事がある時のみ。
なので、クリスマスカードが1年ぶりの連絡になることもよくありました。
そんな彼女から電話!
“Wie geht’s ?” (How are you?)
この挨拶代わりの、いつもなら特に意味しない文章が、連絡の最大の目的、大事な用件になる日が来ようとは、誰が想像していたでしょう?
「元気よ!!あなたは?」
と、しばらくお互いの近況を話しました。彼女、教会のオルガニストでもあるので、教会の礼拝に毎回参加、教会の行事プランを立てることにも参加しています。
「今度のイースターはオンラインで礼拝をするのよ。礼拝以外にも他の信者さんの集まりもオンラインでしているわよ。そうそう、木曜日の夜の聖書の時間、オンラインですることになったら、これまでより参加者が増えたわ。
いつもだと夜の9時まで聖書の時間、それから帰宅すると家に着くのが10時くらいになってしまうから、翌朝早い人は参加するのが辛かったみたいね。今だと、9時までオンラインで参加して、その後すぐに、9時すぎには就寝することも出来るものね。
コロナ騒動が終わっても、ずっとオンラインも続けて行こうかと思っているわよ。」
シニアの方が多い教会の信者さんですが、周りの人に手伝ってもらって、オンラインで色々な行事に参加できるようにしている人がほとんどだとか。
便利な世の中になったものですよね。ネットの普及でデメリットもあるけれど、こうしたメリットをこれからも続けて行って欲しいなあ〜〜
体が不自由な人でも、年を取って外出が出来なくなっても、知り合いの姿がみれたり、馴染んだ雰囲気を味わったりすることができるのですから。
で、その友人が私にオンラインのピアノレッスンをしているか?よかったら便利なレッスン用のプラットフォームを紹介しようか?と尋ねてきたのですが・・・私の生徒はオンラインでまでレッスンを受けたいという熱心な子がいないので・・・(涙)
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