鳩というと、街中にもいて、建物などを汚すので嫌われていますよね。鳩の糞から人間に感染する病気もありますよね。
そこで、いくつかの大都市では「鳩に餌を与えるのは禁止」されています。違反すると過料を払うことになるかもしれません。
- ハンブルク 最高5000ユーロ
- シュトゥットガルト 5000ユーロ
- ブラウンシュヴァイク 5000ユーロ
- ミュンヘン 1000ユーロ
- ケルン 1000ユーロ
- ドルトムント 1000ユーロ
- フランクフルト・アム・マイン 200ユーロ
この金額は最高この金額までと言う額で、注意を受けても鳩に餌をやるのをやめなかった場合などです。知らずに鳩に餌を与えてしまって、すぐにやめた場合はこれほど高額になりません。とは言え、餌やりを続ければ5000ユーロになる可能性も。5000ユーロとなると約60万円です。高い!
観光地の公園などで鳩がいたからと言って、気軽に餌を与えていたら、とんでもないことになるかもしれませんよ。
この、鳩に餌やり禁止の街の一つ、ケルンではコロナパンデミックでロックダウン中、鳩の餌やりを許可していたのですって。(そのニュースはこちらから)
観光客などが落としていく食事の残りもの、通りゆく人が落とすパンクズなどを食べていた鳩。
ロックダウンで街から人の姿が消えてしまって、食べ物不足になった鳩のために特別に期間限定で鳩の餌やりを許可したそうです。
そして、実際に毎日鳩に餌を与えるために公園に通った人もいるのだとか。
あれほど嫌われ者の鳩でも、増えすぎるのは困るけれど、やはり動物が飢えてしまうのは悲しいのですよね。
ただ、やはり鳩に餌を与えているところを見た人から文句を言われたそう。悲しいなあ・・・
私が住んでいる街は鳩の餌やり禁止ではありませんでしたが、以前、賃貸のフラットに住んでいた時にベランダに鳩が巣を作ってしまい、大家さんに巣の除去をお願いされました。
ベランダの隅で鳩が巣を作るのに気がつかなかったのですよ。除去する時はすでに卵が・・・・もっと早く気がついていれば、と鳩に申し訳ない気持ちでした。
賃貸の家では家主が鳩の餌やり禁止を言い渡す事も出来るのです。まあ、自分の持ち物を借り手の勝手で汚されてはたまりませんよね。
鳩と言えば、絶滅の危機に瀕している種類の鳩もいます。
コキジバトがその数少なくなった鳩の一種だとか。
その鳩とはこれ。
コキジバト(Turteltaube)はNABU(ドイツ自然保護団体)によって今年2020年の鳥に選ばれています。
この鳩、ドイツに生息していると言うのですが、私は見たことがないのですよ。本当に数が少なくなっているからかなあ・・・
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