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夏休み前最後の祝日Fronleichnamと橋の日(Brückentag)

ドイツの行事
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今年2023年は5月29日(月)がPfingsten(聖霊降臨祭)の祝日でしたが、その翌週の木曜日はFronleichnamフロンライヒナーム(聖体の祝日)でまたまたお休みです。

この日はカトリック教会にとっては大事な日の一つです。

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Fronleichnamって、なに?

PfingstenとかFronleichnamとか、名前がドイツ語でもないので何の日なのか覚えにくい、わかりにくいですよね。

しかもその両日が2週間も離れていないので、ドイツ人もよく「次の祝日ってなんだったっけ?」と尋ねてきます。

このFronleichnamと言う言葉、

  • vron=Herr(主) 
  • lichnam=体

と言う2つの言葉が合わさって出来た言葉だそうですよ。

イエス・キリストの体、聖体をあがめる日です。

最後の晩餐に基づき

イエスはパンを取り、「これがわたしのからだである」といい、杯をとり「これがわたしの血である」といって弟子たちに与えた。

イエス・キリストの体であるパンとイエス・キリストの血であるワインをいただく聖餐と言うキリスト教の儀式がありますが、この日はそのパンとワインの聖餐でイエスの存在を改めて確認、おぼえる日です。

Fronleichnamって、いつ?

三位一体の主日(聖霊降臨祭の次の日曜日)のあとの木曜日です。

三位一体とは・・・父(神)と子(イエス)と魂(精霊)の3つが一体であると言う教えです

2023年は聖霊降臨祭(Pfingsten)が5月28日だったので、三位一体の主日(日曜日・祝日ではありません)は6月4日。その次の木曜日は6月8日。

2023年のFronleichnamは6月8日です。

聖霊降臨祭が移動祝日、イースターから数えて40日目なので、このFronleichnamも移動祝日です。(Fronleichnam はイースターから60日目になります)

イースターが早くくればこの祝日も早くきます。早くて5月21日、遅くても6月24日までにこの祝日がきます。

Fronleichnamが祝日なのはどの州?

カトリックの祝日なので、カトリックが強い地域、州のみ祝日です。

  • バーデン=ヴュルテンベルク州
  • バイエルン州
  • ヘッセン州
  • ノルトライン・ヴェストファーレン州
  • ラインラント・プファルツ州
  • ザールラント州

この6つの州のみの祝日です。

写真はアーヘン大聖堂。カトリックの教会です。

Brückentagって、なに?

このFronleichnamは移動祝日ですが、木曜日と決まっています。金曜日を挟んですぐに週末の土曜日がやってきます。

祝日の木曜日と土曜日に挟まれた金曜日に橋をかけて会社や学校をお休みにすれば日曜日まで4連休です。

そこで祝日と週末に挟まれた日を「橋の日」(Brückentagブリュッケンターク)にするところも多くあります。(Fronleichnam以外でも)

今回のFronleichnam(フロンライヒナム)さらにその3週間前の木曜日も祝日(Christi Himmelfahrt・キリストの昇天祭)。

5月、6月の旅行にはとても良い時期です。連休はとても嬉しいですよね。

2023年の今は49ユーロチケットで鉄道でお出かけ〜かな。

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