去年あたりからちょっと話題になっているというHSP。
先日、友人がこのHSPテストをして、非常に強いHSPだったと報告をしてきたことから、私も興味を持ちました。
(ネットにもHSPかどうかの自己診断テストが色々ありますね。例えばこちら)
私もこの自己判断テストをやってみました。結果は中程度のHSP。実はそうだろうな〜〜と思っていました。予想通り・・・
HSPとは
HSPとはHighly Sensitiv Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略、非常に繊細な人の事です。
生まれつき非常に感受性が強く、敏感な気質を持った人の事を言うそうです。
エレイン・N・アーロン博士が1996年に提唱したとか。
HSPと一言にいっても色々な人がいるわけで
非常に感受性が強く、敏感、というと、内向的な人に多い性格だと思いますよね。
実際、HSPの気質の多くが内向型の人間の気質と同じであることが多いのですが、HSPの人の30%は外向型だそう。
今回、このHSPに興味をもったので、HSPに関する本を3冊ほど読みました。
この中で、HSPの人の性格について語られているのは
- 控えめで物静かにゆっくり物事を熟慮するタイプである。
- より恐怖を感じたりするだけではなく、他の人よりもより深く喜びを感じ、特別な才能を持つグループに属する。
- 議論で負けて、翌日になってようやく何を言うべきか、気がつく
- 思いやりがある
- 頑張らないと好かれない、と思っている
- もともと自己肯定感が低い
- 心が疲れやすい
などなど。
HSPの人がとるべき対策は
- 刺激を物理的に防ぐ(刺激に敏感なので)
- 他人にやって欲しいことを言葉ではっきり伝える
- 人は自分のままで生きると元気。本来の自分をさらけ出す
- 〜すべき、と思わず、〜だったらいい、と思う。
- 自分にハグする
自己肯定感が低い、ということは自分を好きになれない人が多い、ということですね。
そんな自分を認めて、自分にハグしてあげる。
HSP中程度らしい私が思ったこと
HSPにも色々なタイプがあって、五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)のどれに敏感か、ということも人によって違うようです。
五感が敏感すぎる時
私は聴覚だな・・・
子供の頃から耳元でなにか話されるのがすごく嫌でした。
子供の頃、「内緒話があるの」とか言って、耳元で大声だす、と言った人を驚かせることをする子っていませんでしたか?
単なる遊びでやっていても、私には耐えがたかったのを覚えていて、やられた時には真剣に怒ってしまいました。
聴覚に敏感で困ることの対策で「物理的に刺激を防ぐ」、その方法としてノイズキャンセリングのイヤホンをする、とあるのですが、これもわたしは苦手です。
家の中なら良いのです。でも外出中に音がカットされると、周りで起こっていることに気が付かないかも、という不安が襲ってきます。
私が自宅以外でもノイズキャンセリングのイヤホンをつけられるのは、飛行機の中くらい・・・
とはいえ、敏感すぎて困る時は刺激をなるべく減らすようにするしかないですね。
敏感な自分を責めても仕方ないし、「神経質だ!」と責めるのはもってのほか!
また、私はカフェで勉強が出来ません。本当に静かでないと出来ません。他人の話し声が聞こえると集中力ゼロになってしまいます。
人って、それぞれですよね。カフェの方が勉強が捗る、という人も少なくないのですから。
HSPだからと言って、決めつけるのもおかしいけれど、自分が他人より敏感なのは認めた方が楽
HSPの人は自己肯定感が低く、つい自分の方が悪いのだと思ってしまう、のだそうですが、これも人それぞれだな、と思います。
ですが、他人より気がついてしまったり、敏感なことがあるということは認めて、他人にも知られた方が良い場合も多い気がします。
「人は〇〇であるべき」と決めつけられることが多い世の中。どちらかというと鈍感だとか、外交的な人の方が生きやすい社会ですよね。
私は人生を50年以上過ごしたせいか、あまり自己肯定感が低くもなく、人生、それなりに楽しいと思っています。生き辛いとはあまり思わないのです。
でも、それは周りに同じような人が集まっているからかも??ですね。
敏感すぎてドキドキする、ということもそれほどないので、ここが「中程度のHSP」なのかな?と勝手に思っています。
HSPの自己診断テストで強いHSPだと出ても、それは悪いことでもないし、HSPでないから鈍感なんだ!と悩む必要もないし。
地球上には色々な性格の人がいて、それで人間は生き延びているのだと思うのですよ。
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今回読んだのはこの3冊。(追記:その後もう一冊読みました。これがよかったので追加!)
(ちなみにこれを書いている現在、3冊ともAmazon Kindle Unlimitedに入っています。会員だと追加料金なしで読めます)
この本では五感のどれが敏感かによってとる対策が書かれています。
HSPについての説明がわかりやすいです。
HSPで外向型である、という著者のエッセイ漫画。敏感でかつ外向型というのは、他人に理解されにくいタイプではないかと思います。
こちらを追加!
3冊目の「HSPあるある」漫画の著者の漫画。こちらはHSPについてとてもわかりやすいです。
私はこちらの方が「あるある!」だと思いました。
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結局、「こうすればHSPのあなたも生きやすくなる」という100%満足な解決策って無い、と思うのですよ。
人って、10人いれば十通り。
「あなたって、HSPだから」とカテゴライズするのはやめて欲しいな、と思いますが、「私はちょっと敏感なのか、疲れやすいから、1人でいる時間も欲しい」というのは理解して欲しいです。
・・・というのは私の願いです。友人と一緒にカフェに行ったり、おしゃべりするのは好きだけれど、1人の時間もとても貴重なので。
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