暗い日々が続きますが、お風呂と読書で乗り切ろう!
「贖罪の奏鳴曲」中山七里・著
久々のミステリーです。
「さよならドビュッシー 」が映画化、ドラマ化されて、ピアノ好きな私のとしては中山七里さんの作品はいくつか読んでいます。
そこで見つけたこの「贖罪の奏鳴曲」。タイトルに魅かれてダウンロード!(電子書籍なので)
作品途中にベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」は出てくるのですが、弁護士・御子柴がこの曲を聴いているシーンはなくてもかまわなかったのでは?と思ってしまいました。
「さよならドビュッシー 」や「いつまでもショパン」にあやかっているのかな?とも。
ただ、作品自体はとても面白かったです。
途中の少年院の話は読むのを中断しようかと思ったくらい、嫌な気分にさせてくれましたが。思いがけない話の展開に読み終わってホッと一息。
「人工呼吸器」が出てきたのがなんとも・・・な、このご時世。おかげで人工呼吸器について少し知識を得ましたが。
「お坊さんが教える こころが整う掃除の本」松本圭介・著
禅関係の本やお寺でお坊さんがどのような暮らしをしているのか、と言った本はすでに何冊か読んだので、特に新しい内容はありませんでしたが、素直に読める本でした。
私は掃除があまり好きではないのですが、これを読んでいると掃除がしたくなります。掃除をする時の心の持ち方がとても参考になりました。
掃除の仕方も書いてありますが、それは現実的ではない事も。(短時間で要領良く、ではないのですね)ですが、それでもとても参考になりました。こちらは日本家屋ではないので、床の間とかない、という事情もありますが。
こうして、物を少なく、家も庭もしっかり磨いていると心が本当に落ち着きそうですよ。
「啼かなくていいホトトギス」小林正観・著
2週間くらい前に読んだ櫻庭露樹さんの著書「全捨離のすすめ」、櫻庭さんのお話が面白いので、その本を読んだのですが、この櫻庭さんの師匠だったというのが小林正観さんだとか。なので、今回はこの小林正観さんの書かれた本に目を通しました。
すでに書かれている内容の多くは櫻庭さんの動画などで聴いていたことではありましたが、
掃除の「そ」、笑の「わ」、感謝の「か」、
この3つの法則を実行して毎日を過ごすことの大事さ、忘れないようにしたいものですね。
また、自分の思うように環境を変える、状況を変えるのではなくて、自分の考え方や捉え方を変える、これが一番楽で簡単な方法だということ。
不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句は言わないという戒め。
なかなか守れないことが多いですが、忘れないで毎日を過ごしたいものです。
それにしても、空海の2年間の遣唐使の話、普通なら20年ほど唐の国に滞在していたのですね。
「武器としてのミニマリスト」自己管理コーチユウマ・著
Kindle unlimitedにあったので気軽にダウンロードして読みました。1時間くらいで読み終えれます。
自己管理できる人になる50の捨てる物リスト、とあるように、時間効率よく、生産性をあげて生活するために捨てたらどうだろう、という物を物だけではなく、思考や時間など50個ほどリストアップされています。
生産性をあげる、という訳で、若い、これからキャリアを積む、起業する人らが対象担っているのだと思いますが、家族持ちだと捨てるわけにはいかない思考やモノもあり、あまり参考にはならなかったかな?というのが正直な感想です。
ただ、若い一人暮らしの人だと、今までするのが当たり前だと思っていた事など、本当に必要なのか、考えるきっかけになるかと思います。
「謎解きはディナーのあとで」(1)東川篤哉・著
2011年にテレビドラマ化されて見たので、作品の内容は知っていたのですが、こちらもUnlimitedにあったので(1巻のみ)原作はどのように書かれているのだろう?と思い読みました。
本格的な推理小説を期待していると失望するかと思いますが、気楽に娯楽として読むにはやはり面白いですね。
推理小説というより、キャラクターの個性が楽しい小説だと思います。
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