先日、Postillonという、日本の虚構新聞にあたるサイトを見ていたら
「ドイツ人は、どうやら自分で野菜を切り分けることが出来ないらしい」(Deutsche offenbar nicht fähig, ihr Gemüse selbst klein zu schneiden)という記事が!(もう一度言います、ドイツ版虚構新聞です)
サラダなど、すでに洗って切ってある袋に入った野菜、日本にもありますよね。ドイツでもスーパーの野菜売り場の隣の方に、冷蔵コーナーの中に多くの袋入り野菜が売られています。
最近、この手の野菜の種類が多くなりました。すでにスライスされたカボチャを見ると、私も思わず手に取りたくなります。(まだ買ったことはないけれど)キュウリとかならともかく、カボチャになると、誰かに切ってもらいたくなります!
で、こういったすでに洗ってあって、ニンジンなどは千切りされて袋詰めされている野菜。あとはボールに入れてドレッシングをかけるだけ、といったサラダなどがよく売れているのか?
「ドイツ人は野菜を切ることが出来なくなった」といった冗談が出てきたようです。
ここだけの話だけど(って、不特定の人が読めるブログに書いたら「ここだけの話」にならないけど)
「ドイツ人は野菜を切ることが出来ない」って、冗談ではなくて本当だよ!と言いたくなることも、まあ、たまには、ありました。

息子がまだ幼稚園や小学校に通っていた頃、幼稚園、学校の行事で、親も参加することが時々ありました。そんな時、各家庭が一品ほど食べ物を持ち寄って、一緒にワイワイと食事をする、という事が多かったのです。
そんな持ち寄り”料理”。野菜のスティックを持ってくる家庭も結構あったのですよ。パプリカやニンジンをスティック状に切って、ディップを添えて出す!
「持ち寄りの料理って、こんな(簡単な)ものでもいいんだ〜」と日本人な私は少々びっくりしたのですが、野菜スティックだって立派な食べ物。立食形式のパーティーなどではピッタリですよね。
なので、それは良いのです。
問題は・・・そのスティック状に切られた(はず)のパプリカ!
太さが2〜3cmくらいはあったような気がします。2cm以上ですよ。スティックというより
「短冊型のパプリカ」!(いえ、文句は言うまい・・・)
なにしろ、その当時はまだ今のように「日本の包丁」って、ブームではなかったし。
包丁のようによく切れる道具がないと、パプリカのスティックだって5mm幅には切れないですよね!?

そうよ、きっと道具のせいよ。料理には良い道具が必要よ!
ところで、
ドイツの伝統的な夕食は「冷たい食事」と言われ、パンにサラミやチーズなどをのせて食べる、という実に家庭の主婦には助かる食事があります。

日本人には耐えられない食事かもしれないけれど、夕食の支度をしなくていい、というのは楽だわ。
美味しいご飯をとるか、楽をするか、どちらをとるか、それが問題ね。
この、パンにサラミをのせて食べる食事に、野菜をつけることもあるのですが、
- 洗っただけのラディッシュ
- 洗っただけのキュウリ
- まるごとの人蔘
が、テーブルにどん!と提供されることもあります。(お客さんには出さないかも、だけど、家族には)
各自が自分で食べたいものを食べたい大きさに切って食べるのです。
ニンジンはそのままかじってもOK。(1本食べきること!)
これでは、野菜を切る必要が・・・ないではないですか?
やはり家は綺麗なドイツ人、掃除時間を捻出するために野菜を切ることをやめたのかしらね!?
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