こんにちは、shirousagiです。
ドイツ暮らしも長くなりましたが、長くなればなればなるほど「あ〜〜和食が食べたい!」と思うことがあります。
子供の頃は洋食を食べることが多かった、という家庭に育った私でも、ドイツに長年住んでいると「焼き魚を食べたい!」と思ってしまうことがあります。
日本に住んでいる頃は焼き魚を食べたい、と自発的に思ったことはなかったのに。
そんな時に、美味しそうな大根が手に入ると(なかなか美味しそうなものに巡り合わないので)作るのが
ニジマスを使ったムニエルもどきの焼き魚
です。
ドイツでもスーパーで簡単に手に入る冷凍のニジマス
ドイツで最も日本人の多い街、デュッセルドルフに住んでいると、そして、お寿司を始めとする和食が人気になった現代だと、新鮮な魚、色々な種類の魚を手に入れることも可能になりました。
とはいえ、なかなか頑固なドイツ人はお魚料理はあまりしないようです。
ましてや、私がドイツに住み始めた30年前の、それも日本人があまりいなかった町では、なかなか美味しい魚を手に入れることは困難・・・
そんな時でも手に入ったのが
冷凍のニジマス
です。川魚ならドイツにもいるしね。(いえ、ドイツにも海はあるけど)

今回使ったのはこの冷凍のニジマスです。
ちなみに、ドイツで普通に魚を手に入れると、大抵、内臓は取ってあるので、料理は楽!
最初はドイツのレシピ通りにムニエルにしようと思った
で、このニジマス、ドイツで初めて買った時、袋にあったレシピ通りにムニエルにしようと思っていました。
冷凍の魚を自然解凍して、塩胡椒。小麦粉を振りかけてフライパンで焼きます。

冷凍のニジマスを解凍したところ

小麦粉少々(最近は少ししかつけない)をまぶしたニジマスを、ひまわり油を入れたフライパンで焼きます。
出来上がったムニエルはレモン汁をかけて・・・だけど
塩胡椒に好みでハーブなど使って焼いたムニエルは、レモン汁をかけていただきます。
だけど、ここで日本人の血が騒ぐ!
魚を焼いたら、そりゃ、大根おろしと醤油、でしょう!
初めてニジマスを焼いた時、袋に書いてあったレシピ通りに焼きながら、思った!
大根おろしと醤油、これだ!
即刻、味付けを変更!
もちろん忘れちゃいけない「ご飯」。この組み合わせで食べたら
「美味しい!」(というより、「うまい!」)
久々の白いご飯に大根おろしと醤油と、そして焼いた魚がよくあう!
いえ、そりゃね、ドイツに住んでいても、鯖とかイワシとか買って料理している人には「何を言っているの?ニジマスくらいで」とお叱りを受けそうですが、
ほとんど魚を見ないお店ばかりで食料を調達していた頃の私には、フライパンで焼いたニジマスは大ご馳走!だったのですよ。

というわけで、今でも「焼き魚が食べたいな」と思うと
大根を買ってきて、冷凍庫にあるニジマスを解凍、小麦粉少々をつけてフライパンで両面焼きます。
その間に大根をおろし、残りの大根を入れた味噌汁を作り、ご飯を炊いて
「焼き魚定食」
です!
とても簡単だけど、こうすると涙が出るくらいご飯が美味しい!と思う私。
どこまで日本人なんだ?
ちなみに、私は昔ながらのドイツ料理のレストランでは、あまり魚料理を注文しません。
なぜって?
ドイツ人には魚料理の味付けは塩にレモン、とあっさりしていたり、バターたっぷりの脂っこいソースだったり、で、
どうも私の好みではないのですよ・・・魚でもフライだと脂っこいソース(タルタルソースとか)で大歓迎なのですが。
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