こんにちは、ドイツの田舎に住むshirousagiです。
昨日は畑で砂糖の原料となる甜菜(テンサイ・ビート)が収穫されている様子を見たので、アップしました。
10月、11月になると、この辺りの畑に収穫されているテンサイをよく見かけます。
調べてみると・・・どうやらドイツは世界でも有数の「テンサイの生産高」を誇るようです。
砂糖の原材料
砂糖の原材料というと
- サトウキビ
- テンサイ
この2つですね。
世界中の砂糖のうち、約7割の砂糖がサトウキビから出来ているそうですよ。
サトウキビって、これ。
日本だと沖縄あたりでよく生産されていますよね。
ということは、サトウキビは暖かい、暑い場所で育つってことよね。
ところが、ドイツって、寒い!
そこで登場したのが、寒い国でも育つテンサイから砂糖を作ること。
なんでも、テンサイから砂糖を作る方法はドイツ人が発見したんですって!
1747年にアンドレアス・マルクグラーフが発見したんですって。
ドイツ人って、甘いものを作り出すことに関しては熱心よね!?
テンサイは日本では北海道で生産されています。
ビートとも言われる、大根のような植物です。でも植物としては、ほうれん草の仲間らしいですよ。
ドイツの砂糖の生産地・生産高
この甜菜、本当にここノルトライン=ヴェストファーレン州のオランダ近くの畑でよく見かけるのですが、やはりドイツでも有数のテンサイの産地でした!
ドイツの主なテンサイの産地は
- ニーダーザクセン
- ここNRW(=ノルトライン・ヴェストファーレン州)
- ザクセン・アンハルト
- バイエルン
なのですって。
まあ、農業が盛んな地域かも。
でもって、ドイツのテンサイの生産高は年間約25000万トン!
2500万トン、っていわれてもねえ・・・
ピンとこないけれど、
日本ではテンサイが約380万トン、サトウキビが約120万トン収穫されているらしいわ。
(テンサイって、重いからね)
このテンサイの生産量、EUの国々の中ではフランスと並んで1位!
わ〜〜い、EUの中で1位!(って、そんなに名誉か?)
(こちらより。2020~2021年データではフランスよりドイツの方が生産高が多くなっています)
世界で見ると、ロシアが1位、それからアメリカが多く生産しているようですね。
このテンサイから作られる砂糖の量はドイツは年間約430~450万トン。こちらもEUの中ではフランスと並んで一番多いですよ。
ドイツでの砂糖の消費量
ドイツのケーキってめちゃくちゃ甘いし、老若男女問わず、みんなケーキとかチョコレートとか大好きだし、でもって、「甘さ控えめ」なんてないし・・・
きっと、ドイツ人の砂糖の消費量って、多いよね!
そう、ドイツの人々の砂糖消費量は・・・
1人あたり年間で33~38kg!(調査年とデータによって少々数字が違う)
ちなみに日本は、1人あたり年間15~16kgです。
(※追記:ドイツ=Statistaのデータによると、2021-22の1年間の砂糖消費量は34.8kg
日本=農畜産業振興機構のデータによると、2022-23の1年間の砂糖消費量は15,1kg)
なんと、ドイツ人って、日本人の倍の量の砂糖を食べている!
予想通りね!多いわ!
ドイツで消費される砂糖85%が国内、EU内で製造されたもの。これはテンサイから取れる砂糖ですよね。
残りの15%がサトウキビから取れる砂糖なのかな?
ドイツでもサトウキビから出来ている砂糖が簡単に手に入ります。
なぜか、サトウキビから出来ている砂糖は茶色いままの健康そうなものが多いですよ。
普通に砂糖(Zucker)と言われているものは、この甘いもの好きな国、ドイツではテンサイから出来ていて、
おひとりさま、年間に約300個のテンサイを消費しているんですって!(34kgの砂糖を作るのに、テンサイが300個必要)
これを300個かあ。よく食べるなあ。
にほんブログ村
応援クリックをありがとうございます!
コメント