先日、1929年生まれの精神科医・中村恒子さん(と、奥田弘美さん)の著書「不安と折り合いをつけて うまいこと老いる生き方」を読んだことから、この記事を書きました。
今回は、この本からこちらを紹介します。
「5年後に死ぬとしたら何をしておきたい?」と問いかけておくことで、今が充実してくる
『不安と折り合いをつけてうまいこと老いる生き方」より
人生を穏やかに終わらせるため、また幸せな人生には「終わり」を考えると良い、と言われます。
明日この世からいなくなってもいいわ、と思える
まだ60年も生きていないですが・・・
でも、もし、もしも「私の人生がもうすぐ終わる」となっても、「まあ、いいかな。楽しい人生だったし、やりたいことはやったし、手に入れたいものは買ったし」と思っています。
子供も成人しているので、一人でも生きていけるし。
唯一気がかりなのは、息子がまだ学生、ということかな?
私が人生でやって良かったと思うこと
人生の終わりがきても、やりたいことをやっていると「ま、いいか」と思えます。
充実した今を過ごしたいな、と思って、私も「もし、5年後に死ぬとしたら何をしておきたい?」と自問自答してみました。
その答えは
日本に一時帰国して、美味しいものを値段を気にせずに食べたい!
それだけでした。
まあ、これだったら、叶わなくても諦めつくかな?
これまで一時帰国は頻繁にしたから。
今まで「これをやってみたい」と思ったことは、周りに迷惑がかからない限り、実行してきたのですよ。
なので、ドイツに来ているし、高校生の時に欲しいと思った楽器は手に入れたし、
そのためにせっせと貯金、節約した!えらい!(自画自賛)
もしも・・・と人生が終わることを考えると大事なことが見える、ということに関しては、この本も別の視点からおすすめです。
小澤竹俊・著「もしあと1年で人生が終わるとしたら?」
私が人生で後悔していること
話が「不安と折り合いをつけてうまいこと老いる生き方」とは離れますが・・・
「これまで、充実した人生だった」と思っている、とはいえ、100%満足しているわけではなく、後悔していることもたくさんあります。
50代も後半な私が最も後悔しているのは、実は「経済的に自立していない」という事。
私は専業主婦ではなくて、仕事をしています。わずかですが、収入があります。
でも、私が一人で好きなように暮らせるほどではありません。
ドイツ暮らしスタート時、「外国暮らしだから、ドイツ語を母国語にしていない人に仕事はないよね」と就職は諦めてしまっていました。
今考えると、もったいない!若いうちに仕事を探すのだった!
今の若い方はドイツ語が出来なくても、家族に金銭的に依存しないで暮らせるように努力している方が多くて、頼もしい限りです。
自由に楽しく、やりたい事をして生きるには、やはり経済的に誰にも依存していない、という事はとても大事なのですよね。
人生、まだ先があるから、少しでも経済的に自立できるように、できる範囲で頑張ろうかな。
これから先、もっとやりたい事が見つかった時のためにも。
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