今年の夏、都合で久々に一時帰国することになりました。
本当は疫病と戦争が落ち着いてからゆっくりと帰国を計画したかったのですが、急に帰国の予定を立てなくてはならなくなりました。
仕事の関係で、4月中旬の2週間のイースター休暇を利用するか、7月からの夏休みを利用するか。
調べると4月のフライトはあまりなく(フライト自体がいくらかキャンセルされている模様)、今チケットを購入すれば、まだ比較的安い席が残っている夏休みを利用することに。
ここ数年がとても便利だったフライト
私は日本に飛ぶ時は大抵名古屋のセントレア国際空港に飛びます。
ドイツのデュッセルドルフから飛ぶとなると、
- デュッセルドルフ→成田→セントレア (乗り換え1回)
- デュッセルドルフ→ヘルシンキなどのヨーロッパの都市→セントレア(乗り換え1回)
この2パターンのどちらかが多く、
ドイツの地方都市から日本の地方都市でも乗り換えたった1回
で、日本の目的地へ、またドイツに戻る時も自宅まで帰ることが出来ていました。
また、ヨーロッパから日本までのフライトも長くても12時間。ヘルシンキからだと10時間未満という事も。
これにすっかり慣れてしまっていた私。今回、2つの悪条件でフライト数が少ない今、それでも比較的安く、かつ安全に飛べそうなフライトを探したら・・・
乗り換え2回、全行程(デュッセルドルフ空港からセントレア空港まで)20時間以上というものばかり。
乗り換えが2回もあるの?
そ、そんなに長いの?
旅程の長さに気が狂いそうだったのですが・・・
もっと長旅を経験しているのに、何を今更!
よく考えたら、今まで、日本からドイツまで、もっと長い、乗り換えも多い旅を何度かしていたのです。
最初の旅はアンカレッジ経由
私が生まれて初めてドイツに来たのは1987年。その頃はまだ当時のソ連上空を飛ぶフライトはとても少なく、大阪からフランクフルトまでアンカレッジ経由の北回り。
うろ覚えだけれど、飛行機が大阪を飛び立ってから、フランクフルトの空港に着陸するまで17時間だったと思います。
飛行機が給油のために立ち寄るアンカレッジではうどん屋さんがあるのが有名だったけれど、当時学生だった私は無駄遣いしたくなかったので、うどんは食べず、でも絵葉書を1枚買った覚えが。
初めてのヨーロッパ訪問からの帰りは、なんと直行だった
今、思うと少しびっくりなのですが、1987年の3月、初めてのドイツの帰りは、パリ発大阪行きの直行便でした。
そう、JALは早くからヨーロッパ・日本間の直行便を飛ばしていたのですね。
2度目のヨーロッパは南回りになるはずだった
1度目のドイツ訪問から約1年半後、2度目のドイツ滞在に向けて購入したフライトチケットは大韓航空の1年オープンチケット。
これがとても安く、当時の学生に大人気だったのですが、経路は南回り。
私が飛んだのは1988年。その1年前1987年に「大韓航空機爆破事件」が起こっています。そのため、「同じ大韓航空?」と周りの人に驚かれた覚えが。
確か、ソウルからスイスのチューリヒまでのフライトの全行程で24時間位。もちろん、途中で何度か給油のためにストップします。
大韓航空のため、まずは大阪からソウルまで飛び、それから最終目的地までの長旅に出かける予定でした。
ところが、私が乗るはずだった大阪からソウル行きのフライトが大幅に遅れたため、ソウルからチューリヒの便に間に合わなくなり、航空会社の手配でJAL、アンカレッジ経由チューリヒ行きに振り替えられたのです!
ラッキー!と思ったわ!
1年オープンチケットを破棄して、アエロフロートでモスクワ経由
大韓航空南回りのチケットは往復。日本への帰国分が残っていたのですが、期限を切らしてしまい、アエロフロートのモスクワ経由で日本へ帰国。
アエロフロートが一番安く日本に飛べる手段だったから!
このモスクワ経由は短時間で日本は成田まで飛べたはずなのだけど、今や記憶になし。
所要時間が短かったけれど、快適ではなかったからかも・・・ね。(その当時は、トイレットペーパーを始め、辛かった!)
デュッセルドルフから成田の直行便が飛ぶようになるまで
デュッセルドルフに住んでいる私は、日本直行便に乗るにはフランクフルト、またはパリやアムステルダムまで出かける必要がありました。
そこで、しばらくデュッセルドルフ⇄成田直行便が運行されるようになるまでは
- デュッセルドルフーフランクフルトー成田ー名古屋
乗り換え2回というフライトを使う事も珍しくなかったのです。
なのに!しばらく「乗り換えは1回しかしなくていい」というフライトばかりだったからか、今年の日本行きに乗り換え2回という事実を見て
「え〜〜2回も乗り換え!そんなのあり??」と大騒ぎ。考えたらつい数年前までそうだったじゃん。
快適な旅に慣れてしまったからと言って、甘えるのではないよ、私!
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