先日、仕事場のある集合住宅(の1階がオフィスなどになっている)の建物の暖房設備について、管理会社から連絡が来ました。
「地下にあるセントラルヒーティング用のボイラーが老朽化しているから、新しいものと交換したいので、話し合いを持ちたい」
この建物のボイラーはガスを使っています。そう、この冬に不足が懸念されている、あのガス。
「いっそ、ボイラーをガスエネルギー以外も利用するものにしようかと検討中なので、この話し合いには是非参加ください」
との事です。
ガス以外のエネルギーのボイラーね。何かな?
考えられているボイラーの1つがガスと太陽光利用のハイブリットのものらしいのですが、お値段を見てぶっ飛びました。高い!
ドイツの家屋の暖房は50%がガスエネルギー利用
ドイツは冬が長いので、暖房が欠かせません。
冷房も欲しいけれど、暑い日はそれほど長くない〜
大抵の家屋には地下に大きなボイラーがあり、各部屋にはラジエーターや床暖房でお湯が循環して、家中ポカポカ、という仕組みになっています。
そのボイラーに使われるエネルギーはガスや暖房油であることが多くて、しかもガスのボイラーが増加中だったのに・・・
こちらは1995年(黄色)と2020年(オレンジ)の暖房に使われるエネルギーの割合です。
ガスは1995年は39.6%だったのが2020年には49.5%に増加。
暖房油はその逆で、1995年には39%もの家屋が暖房油が使われていたのに、2020年には25%に減少。
以前は旧市街の古い集合住宅の前で、暖房油を入れるタンクローリーをよく見たわ。
最近はあまり見ないけれど。
電気の暖房器具がよく売れているらしい
我が家もガスエネルギー利用の暖房です。5年前に暖房と温水のためのボイラーを交換しているので、現在、ご機嫌で働いてくれています。
が、ロシアからのガスが来なくなったら、暖房作動できないじゃん・・・(涙)
ドイツの家屋の約半数がガスエネルギーによって暖かくされているので、「ガスが来なくなったら困る!」
・・・と、今、電気の暖房器具がよく売れているんですって。
ただ、電気も値上がり、不足が予測されているから、電気の暖房器具を買っても、寒い冬かも、ね。
この冬はモフモフと仲良くするのが良いのかしらね?
暖炉が人気で、暖炉用の木材も売れ行きが良い
ちょっと素敵な一軒家とかになると、セントラルヒーティングがちゃんとあっても、さらにリビングに暖炉がある家も少なくありません。
実際、暖炉って、本物の火って見るだけでも癒されますよね。
で、そんな暖炉のある家だと、この冬は暖炉用の薪とかおがくずを固めた暖炉用のオガライト、ブリケット用意です。
すでに暖炉用の木材がよく売れているのですって。
そういえば、セントラルヒーティングが普及した今でも、暖炉しかない、という家があって(とても珍しい)その家に冬に遊びに行くと、朝早くから暖炉に薪をくべて、火を入れてくれた友人がいたっけ。
毎日、薪を運んだり、火の管理をしたりで不便だけど、この冬は暖炉のお家の方が暖かくてよかったりして。
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