不用になったものは手放す、断捨離や片付けがブームになって久しいですね。
ここドイツでも余計なものは持たないようにしよう、と片付けが流行中です。
使わないものは手放す!
とはいっても、本だけは手放すことに反対の人も少なくありません。
また、持ち主がいなくなった本や楽譜を、読んでくれそうな、使ってくれそうな人に譲ることもありますよね。
私もこれまで、3回ほど大量の楽譜をもらったことがあります。
でも、実は、現在はその楽譜は手元にほとんどありません。
遺品になった楽譜をもらった①〜義祖母から
義理の祖母は、村の教会の礼拝時にオルガンを弾いていたほど、ピアノが上手な方でした。
亡くなった時に、義祖母の持っていたピアノ楽譜のうち、いくつかはピアノ学習中の曾孫へ、いくつかは私が受け取りました。
私が受け取った楽譜は、ツェルニーなどの練習曲、そして、クリスマスアルバム。
曾孫にあたるC君が「これは僕はいらない」と私の元までやってきた楽譜です。
そのクリスマスアルバムは、義祖母の父親が丁寧に作ったもので、名前入り。手書きの楽譜もあったのです。
「きっと義祖母が幼い時、まだピアノを習い始めてまもない頃に、クリスマスのプレゼントとしてもらった楽譜なんだろうな〜」
丁寧に装丁された(職人さんに注文して作ったのかな?)アルバムで、しばらくはクリスマスになると、その中の楽譜を眺めていました。
遺品になった楽譜をもらった②〜掃除婦から
今から12年前。職場の掃除婦さんが大きな袋を持ってきて「差し上げる」というのでびっくりして中を見たら、古い楽譜の山!
オペラやオーケストラ曲をピアノにアレンジされた曲がほとんど。
「きっとサロンでの友人らとの集まりで弾いていたんだろうな〜」
楽譜の持ち主だったのは、掃除婦さんのおじいさん。おじいさんが亡くなって、家族は誰もピアノを弾かないから、と私の元に楽譜がやってきたのでした。
遺品になった楽譜をもらった③〜音楽仲間から
これは9年前。
よく一緒にアンサンブルをしていた当時70歳の友人から「知人が亡くなって楽譜をもらったのだけど、私は必要ないから」といただいたバナナの段ボール箱3個分の楽譜。
亡くなった知人はヴァイオリンの伴奏をよくしていたようで、遺品となった楽譜のうち半分はヴァイオリン曲の楽譜。
中にはとても綺麗な手書きの楽譜までありました。
とても大事にされたのはわかるけれど、私は使えなくなった
楽譜大好きな私は、どの楽譜も大切に保管していました。
でも、実際に弾くことはほとんどなし。(すでに持っている曲の楽譜も多かった)
手書きの楽譜など、こんなに綺麗に書けるのか?と思うくらい丁寧に書かれていました。これは写真にとておけば良かったかな?
古い楽譜を見ながら、週末に友人らが集まってサロンコンサートしたのかな〜?
などと妄想の世界へ。
と、妄想中に
は、はくしょ〜〜ん!💢
そうなのです。私は古い紙を手に取ると、くしゃみが止まらない、目が赤くなる!
これまで大事にされたのはわかるけれど、この楽譜たち、まだ私の元に残しておくべきかな?
- 使いそうな曲の楽譜はすでに持っている
- ベートーヴェンなどのクラシック曲は著作権切れで、楽譜がネットで無料で手に入る
- 紙がボロボロで、譜面台に置くたびに紙屑が舞う
- アレルギー持ちには辛い
- 我が家では私しか楽譜は必要としない
これは手放す方が良いのでは?
ここで、音楽を教えている知人や音楽を趣味にしている友人らに声をかけて、古くても欲しい楽譜があったら持って帰って!と
楽譜のガレージセール開催!(無料だけど)
こうして私はこれらの古い楽譜を全て手放したのでした。
外見が芸術的な楽譜もあったから、写真にとっておけばよかったかな
ああ、すっきり!
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