秋が来て、またまたお家時間が長くなりそうなこの頃、これは片づけのチャンスです!
ところで、片づけといえば、ミニマリストとして有名な筆子さんのブログに、本を捨てることに関して色々な方の意見が載っていました。きっかけになった筆子さんの記事はこちら↓
本は貴重な文化財だから捨てるべきではない、という意見に私が思うこと。
断捨離、片づけで本(とCD)を捨てる事だけは賛否両論に分かれます。私自身もそうでした。
今日は私自身の「本」に対する考え方(の変遷)を紹介します。
本は文化、家に本があってこそ文化的な生活ができると思っていた
まず、断っておきますが、「本は捨てるべきでない」という人が悪いとか、そういうつもりは全くありません。
「だから私は今はこう思う」という全く個人的な意見です。
私は読書が好きです。子供の頃に祖父が毎年クリスマスプレゼントに本を贈ってくれたこと、また叔母が小学校の教師をしていたので、小学生用の本をよくもらい、子供の頃から家には本がたくさんありました。
本棚にずらっと並んだ本。見ていると「私ってかしこいかも」なんて思ってしまっていました。
まだ電子書籍がない頃は、ドイツ人の家庭に行って、リビングに本がたくさん並んでいる家は文化レベルが高い、なんて思っていたのです。
実際に、弁護士や医者の家庭を訪問すると、壁に本棚があって、ずらっと本が並んでいることが多かったのですよ。
ドイツでも非難を浴びた、こんまりメソッドのこの内容
多分、日本で断捨離ブームが始まった頃は、まだドイツでは「片づけ」はトレンドではなかったと思います。
が、こんまりメソッドがNetflixで紹介され始めた頃から、ドイツでもそのメソッドが有名になり、片付けもトレンドになりました。
そこで、こんまりメソッドは好意的に迎えられたのですが、本を捨てることだけは納得できない!という意見がちらほら。
こちらはドイツ語版の本。こちらでもベストセラーです。
余談だけど、この本、ドイツ語でもわかりやすいので、中級以上のドイツ語学習者にはオススメ!(私はオーディブルで聴きました)
将来を考えて、雑貨を集めるのはやめたけれど
ところで、日本には魅力的なものがたくさんありますよね。
一時帰国のたびに、日本のお店にあるものを全てごっそり持って帰りたいくらい、買いたい物をたくさん見つけます。
せっかくの日本だ、と、小物や雑貨もたくさん買ってドイツに持ち帰っていたのですが、ある日、ふと思ったのです。
「この細々とした、ごちゃごちゃとした物たち、将来、引っ越しとか、その先、遺品になって捨てる時は(家族が)困るよね」
そこで、雑貨は(特別なお気に入りを除いて)むやみに買い集めるのをやめました。
でもね、思ったのです。
本とCDなら、引っ越しする時も箱に綺麗に並べて入れられるし、本なんて壊れないから食器より運ぶのは楽。いざ、手放す時だって、最悪「古紙回収コンテナ」に入れればよいわけ。コンテナに入れるには無料だし〜
そうです、
- 本はガラスなどと違って割れない(から運ぶのも楽)
- 本は文化(しかも見栄えが良い)
- 本はいざとなれば簡単に捨てられる(運びさえすれば処分は無料)
- 読書好き
と、思っていたのです。だから本は集めよう。捨てるなんてもってのほか。
こうして、本とCDだけは無制限に買ってもよい、というマイルールが誕生しました。
気がついた、本がたくさんあるデメリット
リビングにずらっと並んだ本は私の誇り、自慢でした。
まあ、漫画も多くあるけれどね
そんなある日、そう、おうち時間が長かった2020年のこと。
遅ればせながら、近藤麻理恵さんのあのベストセラー本を読んで、本の片づけをしたのです。
全ての本を本棚から取り出して気がついた
- 持っていることをすっかり忘れていた本
- 埃をかぶっている本、傷んだ本
- 全く興味をそそられない本、内容が古すぎる本
こんな本がたくさんあることに。
特に「持っていたことをすっかり忘れていた」本があるということ。本も読まれてなんぼ。読んで活用しなくては、単なる紙。
「興味をそそられない、内容の古い」本がたくさんあったおかげで、本当に良い本の存在に気がついていなかったのです。
そして、いくら紙とはいえ、紙のゴミは「古紙」として資源ごみとして捨てられるとはいえ、本を運ぶのも捨てるのも楽ではない!と、ようやく気がついたのです。
おまけに埃アレルギー持ちの私には、古くなった本を手に取るのは辛い!(くしゃみが出るし、目は痒くなるし)
こうして、私は「本を持ちすぎるのはやめよう!不要な本は手放そう」という結論に達しました。
お気に入りの本は手元に残しています。
でも、不要な本は手放すことにしました!
本を並べておくだけでは、賢くなれないしね。
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