Pfingstrosen(プフィングストローゼン)、日本語で芍薬の花がただいま満開です!
芍薬って牡丹と共にとても綺麗で華やかな花ですよね。
この芍薬という花、ドイツ語で「Pfingstrose(n)」というのですよ。

Pfingst=聖霊降臨祭(ペンテコステ)
Rose, Rosen=バラ というわけ
どうして「ペンテコステのバラ」というの?

このシャクヤク、ドイツではどうして「ペンテコステ(聖霊降臨祭)のバラ」と言うのでしょう?
ちょうどこのシャクヤクの花が咲くのが、聖霊降臨祭の日のあたり。

イースターから数えて50日目よ。
イースターが移動祝日だから、聖霊降臨祭の日もも年によって違うけれど、
早くても5月10日、遅くても6月13日なの。
今年2023年は5月28日です!
そして、この花が薔薇のように華やかで綺麗だから!

シャクヤクはバラ科の植物ではないけれどね
(ボタン科です)
ペンテコステのバラ、本名はペオニア
シャクヤクの本名(学名)はPaeonia lactiflora。ペオニア、パエオニアです。
このPaeoniaという名前、ギリシャ神話の医者の神、Paeonから来たのですって。

Paeonはシャクヤクでプルートーの傷を治したという伝説があるの
でね、キリスト教では「Päonie」って「母の愛」という意味なのです。
愛といえば・・・バラよね!
薔薇のように華やかで、綺麗な花。だけど芍薬にはトゲがない!

ちょうど母の日も5月よ。
母の日といえば花束よ。
ドイツはカーネーションと決まっていないから、シャクヤクの花って母の日の花束に適しているのよ〜(少なくともドイツでは)
トゲがないから、結婚式の花束とか、母の日の花束とかで結構人気者らしいですよ〜
庭のシャクヤクです
こちらがただいま5月26日の庭のシャクヤクです。

2年前も3年前もここに赤いシャクヤクの写真をアップしてるじゃない、ですって?
はい、そうです!このシャクヤク、10年くらい前に花の大好きな年配の女性に「挿し木にするといいわよ」と頂いて庭に植えたものです。
植物を育てるのが苦手な私なので、枯らしてしまうのでは?と思いつつ植えたら、翌年から真っ赤な花をつけてくれて、どんどん大きくなって、存在感100%!
毎年5月になると、それまで枯れた植物みたいな姿をしたシャクヤクがどんどん大きくなって、緑の葉をたくさんつけ始め、蕾が出てきて・・・
いつのまにか、大きな赤い花をたくさん咲かせてくれます。
その花を見ると嬉しくなって、ついつい毎年写真撮影!

来年もしっかり写真撮影しそうです〜
(アイキャッチのピンクのシャクヤクは友人宅の庭に咲いていたもの。切花としていただきました)

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