リハビリのために久々にとある街の旧市街の建物の中に入ったら、それはよくメンテナンスされたAltbau(古い建物)でした。
ドイツの街を歩いていると、外見も綺麗で、彫刻なんかが見られる建物をよく見かけるのですが、その中でも昔、貴族が住んでいたPatrizierhausと呼ばれるお家。
実は私もその昔、貴族の家に住んでいたんです!
・・・って、貴族の家だった家の、さらに使用人の部屋だったところ、なんですが。
綺麗でロマンチックな「貴族の家」(Patrizierhaus)
ヨーロッパの、ドイツの建物って、石などで頑丈にできてきるので長持ちします。(乾燥した気候だし)
ドイツだと、家を借りる時などによく耳にするのが、建物が「Altbau(古い建物)」なのかってこと!
Altbauって、不動産業界では1949年以前に建てられた建物のことを言うのですって。
実際には100年以上前に建てられた家を言うことが多い気がします。
古い建物だと天井までが高いことが多くて、設備が今ひとつ古いこともあるけれど、メンテナンスされていて、窓が複層ガラス、しかも最新の暖房ボイラーなどが付いていると快適に過ごせます。
街の下町ではない(つまり上町)に行くと、古い建物で、しかも元々は貴族の家(Patrizierhaus)だった、という建物が沢山並んでいる場所もあります。
この「貴族の家」、外壁も綺麗で、彫刻などがあって、そういう場所を歩くと「わ〜ヨーロッパだな〜」と思うのです。
久々に入った元「貴族の家」
今日出かけたリハビリの診療所は、とある「元・貴族の家」の(日本式に数えて)2階でした!
診療所の入り口にはシャンデリア風のライト。
壁にも大理石が使われています。
玄関ドアから2階までの階段はこれ。
2階から降りる時に撮影。
久々に古い建物、そして旧・貴族の家に入って思い出した!
そうだ、私だって、「旧・貴族の家」に住んでいたんだ!
住んでいた「旧・貴族の家」
その建物は今でも健在なのですが、住んでいた当時はデジタルカメラもスマホもなかったので、写真を撮影していない!
(今更、その家まで出かけるのも大変だし)
ちょっと残念。
その私が住んでいた元々は貴族の家だった家は5階建で、現在は集合住宅としての賃貸物件です。
玄関を入ると広いホールがあって、赤い絨毯の敷かれた階段。2階の部屋は(階は全て日本式にカウント)天井がとても高く、シャンデリアが天井から下がっていました。天井も装飾されていて、「ああ、ここが貴族のリビング、社交の場だったのか」というのが一目でわかるお部屋。
2階のお部屋には中に入れてもらったことがあるので、様子を知っているの
ヨーロッパの観光地のお城に行くと見られるような、そんなお部屋でした。
で、格調高いこの私が住んでいたのは、その上、3階のお部屋。
それは・・・天井は普通の高さ、装飾もなにもない。ベランダの手すりも単純な形。
そう、私の住んでいた部屋は「旧・使用人の部屋」!
「はい、ご主人様〜!」って、階下に駆けつけたのかな?
2階の部屋とは装飾などかなり違ったわね・・・
しかし、その家に住んでいて何が良かったかって?
周りが皆、「旧・貴族の家」だったのよ。
窓を開けるとそりゃあ綺麗な外壁の家だらけだったのよ。外を見るのが楽しかった!
私は新しい設備が整った新しい建物の方が好きだけど、久々に古い建物に入って、これもいいな〜と思ったわ。
こういった古き佳き建物、市役所なんかでもお目にかかれることが多いです。
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