先日、「ドイツ人は紙が大好き」と言った趣旨(本当はデジタル化が遅れている)の記事を書きました。
9月のまとめに、それ以前に書いた「デジタル化の遅れているドイツ」に関する記事のリンクをいれています。
書類がいまだに「紙」。ドイツ人は紙が大好き!
紙とくれば、キャッシュです。
そうです、ドイツ人は現金が大好き!?
コロナ禍でも現金で払う人が後を絶たない
コロナ禍で
「支払いは出来るだけカードでお願いします」
と表示されたお店が増えましたよね。
そこで、生まれて初めてデビットカードを使うらしい年配の方が、レジで少々困っているのを何度か目にしました。
が、感染者が大変多くなって、でもまだワクチンが開発されていなかった時でも
「ニコニコ現金払い」(昭和ですね)が、後を絶たず!
とある新聞記事にあった調査によると、今でも(2021年5月)買い物の時にカードで支払いたい人はわずか38%だとか。(こちらの記事から)
これでも、コロナ禍のおかげで、現金ではなくて、カードで払おうとする人がとても増えたのだそうですよ。
周りの他のヨーロッパの国ではもっとキャッシュレスが進んでいるのに
キャッシュカードやデビットカード、クレジットカードやスマホのApple Payなどを利用する人の割合のわかりやすいデータが見つからなかったのですが、(利用者と利用金額は別物になるため)
ドイツで、キャッシュレスを利用する人は大体35%前後のようですよ。今でも。
お隣のスウェーデンは72%もの人が「支払いはカードがいい」と思っていると言うのに。
そういえば、ここデュッセルドルフの隣国といえば、オランダですが、オランダからデュッセルドルフに遊びに来ていた学生が、現金のみ可と言う店に困ったと言う話を聞いたことがあります。
オランダで生活していると、キャッシュレスでも困らなかったのに、ドイツに来たら現金がないと困るかも、と言うことなのかしら。
キャッシュレス化は一応進んでいるらしいけれど
2018年の7月に、ベルリンのとある教会が
「礼拝の際には、これからはECカード(ヨーロッパの銀行のデビットカード)での支払いが可能です」
となったと言うニュースを聞いたのですよ。
わあ、時代はやはりキャッシュレスね。
教会の礼拝、小銭を寄付の箱に入れていたけれど、
これからは教会に行くにも現金を持って行かなくてもいいわけね。
だけど・・・
キャッシュレスの時代が来たと思っていたのですが、まだまだドイツではキャッシュレスは普及しそうにありません。
アンケート調査によると(前述の新聞記事から)
ドイツ人の2人に1人は今でも
カードより現金払いがいい!(特に日常品を買うスーパーでは)
と答えているんですって。
スーパーの買い物って、確かに高額ではないけれど、小銭がジャラジャラと溜まりやすいのよね。
ほら、買い物をすると
「8ユーロ47セントです」なんて半端な数字になるじゃない!
ユーロ ・セントのコインって重いんです。だから財布に沢山入れたくないんだけどなあ。
デビットカードですら、支払いに使いたがらないドイツ人。スマホ利用のキャッシュレス決済なんて、この国では夢のまた夢、かも。
(年に2回くらい、小児がんの患者のための寄付を集めている年配の男性が突然来るのだけど、「ごめんなさい、今、現金を持っていないんです」と言っても、どうして現金がないのか、さっぱりわかってくれなくて困っています)
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