9月です。気象学上はもう秋です。秋といえば食べ物です!
毎年9月ごろになると、スーパーの野菜売り場に山のように積まれているかぼちゃ。
先週も「広告の品」にあったかぼちゃ。
毎年山積みになったかぼちゃを見るたびに、かぼちゃの前で「買おうかな?でも調理するのが面倒だな。誰が切るんだ?」とかぼちゃ体型で立ち尽くしているshirousagiです。
なんだけど、やっぱり美味しいよね、かぼちゃって。ついにかぼちゃのおいしさに負けて買ってきました!
今回買ったのは、Sweet Mama!
甘いかぼちゃがなかったから、自分で育てる人が多かった
かぼちゃを見るたびに、かぼちゃを買うたびに思い出すのは、30年くらい前にはドイツで甘い美味しいかぼちゃが手に入らなかった、ということ。
日本人にとっては、味の薄い、なのに大きいカボチャはカボチャじゃない!
庭を持つ友人の多くが(って、私が知っているのは数人だけど)なんとかして日本のかぼちゃのタネを手に入れて、庭でかぼちゃをせっせと育てていました。
そんな、プロ農家の方ではない、家庭菜園で育ったカボチャをいただいたことが、この私でも3度あります。
当時は「紫蘇」に続いて、ドイツで「どうしても手に入れたいから自分で育てている野菜」だったカボチャ(私の勝手な印象だが)。
甘い、煮るとホクホクとするカボチャをもらうと、それはそれは大事にして、煮物にして私ひとりで(!)食べていました。
って、15年間くらいでたったの3個のカボチャよ。珍し過ぎて、毎回「カボチャって、どうやって調理したらいいんだっけ?」状態だったわ。

そんな大事なカボチャだったから、煮物嫌いな夫にはあげなかったわ〜
え?独り占めして、意地悪ですって?でも、価値のわかる人だけに食べてほしかった!
ホッカイドウカボチャがドイツで市民権を得て
もう、ドイツでカボチャを食べることを諦めていたある日、ふと気がつくと「HOKKAIDO」というカボチャが売られていて、それが日本のカボチャと同じように甘くてホクホクしている、と知ったのです。
この1992〜3年ごろにドイツで育てられ始めた「HOKKAIDO」というカボチャ。
あっという間に人気になって、今やドイツでもカボチャといえばホッカイドウです。
広まるのは早かったなあ〜
このホッカイドウカボチャ、本当に日本の北海道から来たカボチャの種類なんですが、オレンジ色で、あの「ハロウィン」でみるカボチャのランタンのような色。
日本の「打木赤皮甘栗かぼちゃ」(うつぎあかがわあまぐりかぼちゃ)と呼ばれる種類なのだとか。ドイツのホッカイドウカボチャとは全く同じなのかな?
「緑のホッカイドウ」とも呼ばれるSweet Mama
オレンジ色のHokkaidoカボチャでもドイツで手に入るようになってとても嬉しいのに、緑色をしたカボチャもスーパーで売られるようになりました!!
それがこれ、Sweet Mama。
Grüner Hokkaido(緑のホッカイドウ)と呼ばれることも。

ドイツのスーパーで初めて見た時は「ええ!?カボチャさんではありませんか!なんと懐かしい。あなたもドイツまでやってきたの?苦労するわよ。なんて愚かなの…日本にいればおいしいカボチャ料理にしてもらえたのに!」
懐かしさで胸にこみ上げるものが!!
ええ、すぐに買いましたとも!
かぼちゃのそぼろ煮を作る
というわけで、本日も「同郷のカボチャ」を見つけた私は、せっかくなので、ご飯にあう「かぼちゃのそぼろ煮」にしました。

今回は独り占めしなかったわよ〜

カボチャはヘタの周りに切り込みを入れて、ヘタを取ってから切るといい、と聞いてからはこの方法で切っています。
ドイツで売られているカボチャはカットされていない、丸ごとの物だけ。(他の野菜も大抵そうだけど)

緑の皮にオレンジ色も実がとてもおいしそう〜!お腹すいた!

作っておいた麺つゆ(お店にはない)で、ひき肉と一緒に10分くらい煮込んで出来上がり!

ドイツの食事スタイル、で、ご飯と一緒にワンプレートにのせたけれど、食べたらめちゃくちゃ美味しかった!
あ、私の料理の腕前が良くて美味しかったのではなくて、カボチャが、この緑のかぼちゃが甘くて美味しかった〜!!

美味しいものを食べるとハッピーな気持ちになれるわ〜
またカボチャを買ってこよっと!

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