一応専門は音楽。ピアノのせんせいをしているshirousagiです。
来週からドイツ(NRW州)の学校はいよいよ2週間の秋休み!
学校の休暇中は原則として習い事もお休みになり、私も秋休みです。
みんな旅行などに行ってしまうしね〜
この秋休みを前に、私の生徒が2人(姉妹)、ピアノをやめることになりました。
やめる理由は「練習しないから」。
自ら毎日ピアノの練習をする子供はほとんどいない
今回ピアノをやめることになった生徒さんに限らず、特に小学生低学年くらいの子供で、自らピアノの練習を毎日やっている子供は・・・いません。
特にここドイツは日本より練習をしない子が多いと思うわ
いえ、もちろん例外もいますが、大抵の子供って、自らピアノに向かって練習をするって子供はほとんどいません。
子供が自ら習いたい、と言ってピアノのレッスンを受け始めても、毎日の練習の本当に意味がわかっている子供って、ほとんどいないと思うのです。
練習の意味がわからなかった
なぜ「子供には練習の本当の意味がわからないと思う」と言えるかって?
だって、私もわからなかったから!
実は私は子供の頃にはピアノを習っていません。
が、私の住んでいた小さな町に「オルガン教室」があったのです。そこでは、とても安い月謝で、1人10分、確か週に1回ほど、バイエルを中心に教えていらした先生がいたのです。
月謝がどれだけ安かったのかは覚えていないけれど、とにかくクラス中の全ての子供が通っているような、そんな「オルガン教室」。
ちょうど高度成長期だったしね、
どの家庭もピアノは無理でも(まだ無理な時代)電気のオルガンは買えたのよ
そのオルガン教室に、私はほとんど休むことなくせっせと通っていたのです。
家に帰るとすぐにオルガンに向かうくらい音楽が好き!
毎日めちゃくちゃ弾きまくっていました。(音をだしていただけ、というのが事実)
が!!
ここで世の中のお母様、お父様に告げたい。
それは由緒あるピアノ教室ではなかったけれど、1回たった10分のオルガン教室だったけれど、一応宿題も出たのよ。だけど私はその当時
宿題(の曲の練習)をした記憶が全くない!
そう、「練習とはなんぞや?」とすら考えなかったわ
毎日の練習には親の協力も必要だけど
今回ピアノをやめることになった生徒さん、実は1年前から母親から「練習しないからやめさせようかと悩んでいる」と相談されていました。
ピアノの練習を習慣つけさせるためのヒントはいくつか伝えたけれど、多忙な親御さんには無理だったかな。
この家庭だけではなくて、毎日の練習をするように伝えると、親御さんは「最低20分はしないとダメですよね」と決めてかかることが多くて・・・ちょっと待って!
練習時間が1分でもいい!
1分でいいから弾こうか?とピアノに向かうと、それが割と簡単に20分くらいに伸びることもあるから!(本当に1分でもピアノに向かうことが出来れば、まずはそれでいいんじゃない?)
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