60代(直)前のshirousagiです。
これまでは「モノはたくさん持っている方が良い」と言った価値観だった私が、50代半ばごろから「シンプルライフを目指そう!」とせっせと片付けに励んでいます。
こうして片付けをしていると、シニア直前は片付けをする良い時期だな〜と思ってしまいました。
断捨離を徹底的にしたのは2020年ごろ。おかげで家の中はスッキリ。
この1年は健康上の問題もあり、あまり片付けに専念していなかったのですが、ここで、また「もう少し片付けを徹底的にしておこう!」と決心することになりました。
それは悲しい知らせがあってから。
モノが多いと残された人は苦労する
2ヶ月ほど前に日本人の友人が亡くなりました。
その彼女、楽譜と本が大好きで山のように所持していたのです。
今日、久しぶりに亡くなった友人のご主人と話をしたら
「本がたくさんあって、それを全て処分したよ。本当は寄付しようかと思ったけれど、持ち込みでないとダメと言われて、それは僕にはできないから全て古紙回収コンテナに運んで捨てるしかなかったよ」

80歳になる友人のご主人は、以前は車の運転をバリバリしていたのですが、流石に年齢とともに目の調子や体調も悪くなり、車の運転はなるべく控えているそう。(なので、持ち込みはできない)
「片付けのお手伝いしますよ!」と伝えておいたけれど、家族以外の人にそう簡単に手伝いをお願いできるものでもないですよね。
「本を処分するだけでもとても大変だった。まだまだ楽器やら楽譜やら、衣類やら残ったものがたくさんあって目が周りそうだ」と、ご主人。
本って、私は処分するのが割と簡単だと思っていたものの1つなのです。
重いことが欠点だけど、紙で出来ているから、いざという時は「古紙回収コンテナ」に持っていけばいい。
と、気楽に構えていて、私も大量に紙の本を所持していました。
でも、いくら「いざという時は古紙回収コンテナへ」と思っても、そこまで運ぶのが大変!若ければまだなんとかなるかもしれないけれど、家族も私も歳をとる。
まだ体が十分に動くうちに、家族に迷惑をかけないためにも、もっと所持品を整理した方がいいなあ。
大事なものだったかもしれないけれど、変化の激しい今は
これが20年位前だったら、「Yさんの持っていたあの本が欲しいなあ」と言って、ご主人にお願いしたかもしれないし、あるいは「え?全て捨てたの?それは残念すぎる!」と思ったかもしれないなあ。
亡くなった友人と私の読む本の好みが似ていたから。
楽譜も「ぜひ譲ってください!」とお願いしたかもしれない。
でも、私も若くないし、現在は本は電子書籍があるし、楽譜も弾きたい曲の楽譜はほとんど持っているし、古くなった紙の楽譜を使うのは辛い!
亡くなった友人の家族にはピアノが弾ける息子さんがいるし、ご主人は日本人だから日本語の本だって読める。
でも、やはり残しておくわけにはいかなくなった、と。
自分の読みたい本や楽譜はそれぞれ各自が持っていますよね。それに、ご主人も「終活」を考えなければならないから、とのこと。
それに・・・
亡くなった祖父の本を全て受け取った、という生徒さんがいるのですが、彼女はそのために大きな本棚を設置して譲り受けた本を並べているのです。
でも、読まない、読んでも内容が古すぎてあまり役に立たない、と。
古い本でも、中には内容にも価値があるという本もあるけれど、私も本の断捨離をして感じたのは、「本も新鮮なうちに読まれてこそ」という事実。
元気なうちにさっさと断捨離して、好きなことをして楽しもう!
アラカンって、まだまだ元気。
でもいつ体が不自由になるかもしれないのよ。(50代で怪我をして片付けを中断した経験者は語る)
重いものを持ち運びできるうちに、体が元気なうちに、所持品の片付けをして「もう必要ないなあ」と思うものはさっさと手放そう!
「もったいない」と思えるものでも、自分が使わなければ、家族に譲ってもおそらく使ってもらえない。
さっさと身軽になって、残りの人生、旅行したり、勉強したり、遊んだりするのよ。
人生は短い。モノに囲まれて窮屈な生活をして一生を終えるのは、もったいない!

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