もうすぐ10月です！
10月になると、大学の冬学期（Wintersemester）が始まります。この秋に大学生になる娘さんを持っている友人は今、頻繁にイケアに出かけて、娘さんがこれから住むアパートの家具を揃えるのに大忙し！
大学生の住まいの家具で思い出したのは、我が息子の住居の件です。
なにしろ大学のある町は大抵、学生用の住居が不足していて、多くの学生がルームシェア（WG）をしています。
息子もルームシェア物件に住んでいますが、入居の時にそれまで住んでいた学生から、部屋にあるベッドと机や椅子、クローゼットなどを全て買い取るのが条件だったとか。（100ユーロ払ったらしい）
学生だから、大学の近くに安く安全に住めればそれで良い、ということで、机やベッドは気に入らなかったけれど、買い取ることをOK。
とりあえずはベッドで眠れるし、勉強もできるし、すぐに不便なく暮らすことが出来たから、それはそれでよかったのです。
が、その後で机を買い替え、どうやらベッドの買い替えをただいま考慮中の様子。
家具が全くなくて、最初から自分で選んで揃えた方が便利だったなあ〜
と、ぼやいていました。（いや、それはちょっと贅沢でしょ！と言いたいけれど）
学生で、自分で稼いでいないのだから、100ユーロで家具が全て揃うのならそれでいいでしょ！だけど、私は「もらえるなら」と家具をもらって、その後とても後悔したことを思い出したのです。
不便でないなら、最初から自分の好みのものを揃える方が良かったなあ、と。
今の家に入居する時にもらえるものをもらった後悔
事情があって、我が家は中古物件を購入したのですが、その時にそれまでの家の持ち主さんから家の中に残っているものを譲り受けました。
その中で特に後悔しているのが、家具です。
自分が使いたかったわけでもなく、自分の好みではなかったけれど、有名メーカーの製品だったし、「悪くはない」と思える家具。
当初は本当に「タダでもらえるの？やった〜！」と喜んだのです。
本当にあの時の自分を叱りたい
スーツケース1つでドイツに来たばかりで家具を全く持っていない、とか、ドイツには数年しか住まない、と言った事情なら、もらえるものがあるのなら使いたいですよね。
たった数年のために新しい家具を買い揃えることはしない方が賢明ですよね。
でも、私はその当時、もうすでに生活するのに必要なものはひととおり持っている状態だったのです。
なのに「タダ」という魅力的な一言のおかげで、「使います！」宣言。
でも、本当に気に入ったものではなかったから、結局処分する＆買いかえました。
処分するのは大変だし、買い替えるといっても、物が家の中にあると、なかなか買い替える気分になれなかったのよね。
人生、勿体無いことしたなあ〜（できるだけ早くお気に入りだけに囲まれたかった）
タダでもらったモノにしがみついていて、生活の質が上がらない
捨てて買い替えることばかり考えていると、環境問題も考えろ！とお叱りを受けそうですが…
タダだから、と譲り受けて、所持しているが故に最新型の便利なものに買い換えることが出来ない、って、ありませんか？
我が家の前の持ち主から「芝刈り機」も譲り受けたのです。
どうしても必要な芝刈り機です。（他のヨーロッパの庭同様、我が家も芝生が生えている）
なのですが、もらった当時でも「これはちょっと古いな〜」という機種。
それでも十分使えるので、あれから10年以上使ってきました。だけど、正直言うと、私はコードレスの芝刈り機に買い替えたい！
重くて、しかもコードは延長コードを使わないとダメだし、コードが邪魔になって
私には操作不可能。
でも、自分でも芝刈りをできるようにしておきたい！
でもね、「まだ使える芝刈り機」があるから、新しい芝刈り機を買うことは家族会議（夫の意見）で却下されるのよ。
せめて、この家に引っ越してきた時に新しい芝刈り機を買ったのなら、もう少しは使いやすい機械だったはずなのだけどなあ。
私の方が在宅時間が長いから、芝刈りが簡単になったらもっと庭の手入れをするのになあ〜
そうなんです、在宅時間が長い私は庭でランチをするので、綺麗な芝生に囲まれたいのです！
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