在外邦人の皆様におかれましては、日本国大使館、総領事館からの「海外での滞在や生活等に関する基礎調査」というアンケートに回答された方も多いかと思います。
はい、私もアンケートのメールを見つけた時、ちょうど時間があったので、すぐに回答しました。
回答していると「孤独」という文字がチラチラと頭の中をよぎってしまいました。
孤独かあ。人間もウサギも「社会性のある生き物」だものねえ。
1人でいることが好きな人でも、無人島に1人っきりになったら辛いはず。
孤独に過ごすのは嫌だな。ずっと家族や親友に恵まれて過ごせるといいけれどなあ。
と思いつつ、海外で過ごしていると、「本当の親友っているのかな?」と不安になることがあるんです。
海外で本当の友達が作れるのだろうか?
「友人」とか「親友」の定義って人によって違いますよね。
仕事やコミュニティ活動で知り合った人で、一緒にプライベート活動を共にしても「果たしてあの人は私の友人なのかな?」とちょっと考えてしまうことがあります。
ましてや「親友」って?
それはともかく、日本に住んでいて日本人同士でも「親友」って作るのは楽ではないと思うのですが、ましてや海外となると、友人、知り合いは作れても、本当の親友ってできるのかな?と思ってしまうことがあります。
仕事上の同僚、趣味のサークルで一緒に活動している人、地域のコミュニティで一緒になる人など、外国で外国語で生活していても、知り合いや友人を作ることは不可能ではありません。
そんなにコミュ力が高いと思わない私でも、ドイツ人の友人はいるのよ
なのですが、本当に心の底から分かり合えて、いざという時はお互いに助け合えるほどの親友って、いるのかな?
いえ、「私にはドイツ人の親友がいるよ〜」という人もいると思います。
だけど、ドイツに住む日本人の方が「本当に分かり合えるドイツ人の友人が出来ない」と言っているのを聞いたことも1度や2度ではないのです。
それも、コミュニケーション力が高くて、かつドイツ語がかなり理解できる人の口から聞いたのです。
言葉や文化の背景が違って、お互いをなんとなく理解できない
先日、国際結婚はあまり勧めないということを書きました。
理由は母国語。
(なので、日本国籍所持者でもドイツ育ちでドイツ語が母国語並みだったり、ドイツの文化で育った、という人とドイツ人の国際結婚、という場合は除きます)
友人も同じで、外国語でお付き合いする友人との付き合いもどこか表面的なお付き合いのままのような気がするのです。
家庭内だって外国語で話していると誤解が生じやすいのに、友人だとお互いに話している内容が今ひとつ理解出来なかったら、その場を濁してしまうんですよね。
どう言っていいのかよくわからないなあ。
まあ、いいか。
とか
あれ、私が言いたいことが正しく伝わっていないみたい。
まあ、いいか。
とても大事なことだったら、正しく伝わるまでトライするけれど、そうでなかったら「まあいいか」と思ってしまうこともしばしば。
たとえ相手の話している内容が文法と単語の意味上から理解出来ても、その背景が違って、本当に言いたいことが理解出来ないということも少なくない。
これで「本当の親友」が出来るのかなあ?
(外国語って、大人になって始めた言語はいつまでたっても外国語のまま。ドイツに100年住んでも外国語。すらすらと喋れるようになっても外国語。母国語にはならないという覚悟はある程度必要かも)
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