甘いものも塩辛いものも、コーヒーもお酒も大好きなshirousagiです。(要するに食べること、飲むこと、大好き!です)
そんなshirousagiが毎年秋になると楽しみにしているのはこれ。
「フェーダーヴァイサー」(Federweißer)
ぶどうの果汁を発酵させて ワインになる途中の段階のものです。アルコールが4%になったものからワインとなる寸前のアルコール度11%になるまでのものが売られています。
瓶詰めにされた後でも発酵が進んでいるので、この瓶のふたはしっかりとは閉まっていません。
なので・・フェーダーヴァイサーの瓶をお店の棚からカートにいれたら、この瓶が倒れないように注意!です。
ワインになる途中の飲み物、まだ発酵途中で、発酵を続けるので「酵母」は入ったままです。少々白く濁って炭酸を含んでいます。
(ワインになる時には酵母は漉してしまいます)
今回はつい先日出かけたフライブルクのある地域、バーデンのフェーダーヴァイサーを購入。
買ってすぐは甘すぎた(発酵がまだ進んでいなかった)ので、しばらく室温で発酵を進ませてから (それから冷蔵庫に入れて冷やして)飲む事に。
フェーダーヴァイサー、Federweißerとは「白い羽」という意味ですが、これはこの飲み物が白く濁っていて白い鳥の羽のようだからだとか。
実は私はその昔はプファルツ地方に住んでいたのです。そこはまさしくワインの産地!(デュッセルドルフはビールは作ってもワインは作ってません・・)
秋になると市場(マルクト・Markt)では野菜やお肉の他にこのフェーダーヴァイサーが売られてました。
プファルツでは「フェーダーヴァイサー」というより「Neuer Wein」(ノイアー・ヴァイン)新しいワインと呼ばれていて、市場でポリ容器で売られていたのです。
始めてこの「ノイアーヴァイン」にお目にかかった時、何かわからなくて、でも大勢の人がポリ容器を持って一度に2リットルとか3リットル買っていくのできっと美味しいものだろう、と思い、試飲させてもらいました。
ワインという名が付いているから間違いはないだろう、とは思ったけれど、
なんと!甘くて美味しい!!!
以来、この「ワインになる途中のぶどうジュース」が大のお気に入りとなりました。
「フェーダーヴァイサー」という名前は、こちらノルドライン・ヴェストファーレン州、デュッセルドルフに来てから知ったのですよ。
きっと昔はデュッセルドルフあたりではこの飲み物は飲めなかったと思います。
でも輸送技術が発達して、この発酵中のガスが出てくる飲み物も遠くまで運べるようになったおかげで、ここデュッセルドルフでも思いっきり「フェーダーヴァイサー」を楽しめるようになりました!
このフェーダーヴァイサーには「Zwiebelkuchen」(ツヴィーベルクーヘン)と呼ばれる玉ねぎのキッシュのようなものがよくあいます。定番です! または生地が薄い「Flammkuchen」(フラムクーヘン)。
今回はフラムクーヘンを焼きましたよ! パリパリの皮が美味しくて このフェーダーヴァイサーにとてもよくあいます。
ごちそうさま!
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