秋になると 毎年楽しみにしているのが ワインのなりかけ、「フェーダーヴァイサー」。そのフェーダーヴァイサーにつきものといえば「フラムクーヘン」(Flammkuchen)ですが
「玉ねぎのケーキ」(Zwiebelkuchen)もフェーダーヴァイサーにつきものの食べ物です。 フラムクーヘンがアルザス地方で有名なら この玉ねぎのケーキ、ツヴィーベルクーヘンは 南ドイツだけではなく、東ドイツでも有名です。
私も以前はフラムクーヘンよりツヴィーベルクーヘンをよく焼いていました。
こうしてみると フラムクーヘンもツヴィーベルクーヘンも見かけは似ています→まあ、材料はほとんど一緒だったりする・・のです。
丸いケーキ型で焼くレシピもありますが、私はもっぱら生地を天板に広げて四角い形で焼きます。 どちらかと言うと薄い生地の方が好み。 (なので最近はフラムクーへンばかり焼いています)
玉ねぎケーキ、Zwiebelkuchenの作り方
簡単にいえば・・・
パン生地の上にサワークリームを塗り、みじん切りにした玉ねぎをたっぷり、それからさいの目に切ったベーコン(塊)、塩、胡椒、好みでキャラウェイで味付けしてオーブンで焼きます。
この生地は 典型的なものは イースト菌を使って作るパン生地。 でも好みや「時間がない!」などで 他の生地(例えば・・キッシュ・ロレーヌと同じもの、とか)でも大丈夫です。
パン生地にするとして、ドイツの普通の家庭のオーブンの天板(約45cm×36cm)1枚分の作り方は・・・
- 牛乳 250ml
- 小麦粉 500g
- ドライイースト1袋(1/2Würfel Hefe)
- サラダ油 大さじ6
- 塩 少々
以上の材料で「パン生地」を作ります。
- 玉ねぎ 1kg
- ベーコンの塊 125g
- バター 40g
- サワークリーム(Saure Sahne)400g
- 卵 3個
- 塩、胡椒、キャラウェイ、ナツメグなど
玉ねぎとベーコンをさいの目に切ります。 これをバターで炒めて冷まします。 冷ましたらこれに卵とサワークリームを混ぜたものを入れ、調味料で味付けします。
これを天板に伸ばしたパン生地の上にのせます。
200度に温めておいたオーブンで約45分焼きます。 出来上がり!
この時は赤ワインのなりかけ、フェーダーヴァイサーならぬ「フェーダーローター」(Federroter)。 weißは白、rotは赤。 なので赤ワインのなりかけだと「Federroter」と言う人もいるし、赤でも「Federweißer」と言う人もいるし。。地域では赤だろうが白だろうが「Neuer Wein」とか「Sauser」と言うところもあります。
「フラムクーヘン」と違うのは 名前通り「玉ねぎケーキ」には大量に玉ねぎが使われる事。 私は玉ねぎを切るのにフードプロセッサーを使うのがいやなので 包丁で切りますが・・涙が出て辛い!!
美味しいものにありつくのは 楽ではありませんね・・・
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