秋になると香り豊かな(最近は残念ながら香りがあまりない気がする)コーヒーとケーキが食べたくなるshirousagiです。
先日はベーキングパウダー(Backpulver)について書きました。
ベーキングパウダーについて書いておきながら、私が一番よく焼くケーキはベーキングパウダーを使わないチーズケーキです!えへん!(何の自慢でもない)
今日は私が人生で一番(大げさ)よく焼いた、またこれからも焼くであろうチーズケーキを紹介します。
ドイツのレシピですが、日本人の友人にも評判が良いケーキです。
ベイクドチーズケーキ(Käsekuchen)
ドイツでチーズケーキというと、大抵ベイクドチーズケーキですね。
最近はコンディトライでレアチーズケーキも見かけるようになってきましたが。
チーズケーキの材料
では材料です。 直径26cmのSpringform、ケーキ型を使います。
- たまご 6こ
- バター 125グラム
- グラニュー糖 250グラム
- クヴァーク(Quark) 750グラム
- マスカルポーネ または クリームチーズ 500グラム
- バニラプリンの素 1袋
- コーンスターチ(または 片栗粉)Speisestärke 大さじ2

材料はドイツ人家庭だと常備してあるものばかりかも。あまりにも頻繁に使うものばかりなのでスーパーの独自ブランド品で揃えることができます。安上がりです!
「プリンの素」は日本のプリンとは違って、ほとんど「コーンスターチ」です。
このプリンの素についてはこちらに書きました。こちらはチョコレートプリンですが、今回はバニラプリンの素を使います。
チーズケーキの作り方
このチーズケーキはBoden(底)を必要としないので、とても簡単に焼けます。
簡単にいえば・・・
材料をボールにぶち込んで、混ぜて、型に入れて、オーブンに入れて、焼く! 以上!
で、間違いではないですが、それだと量も多いし、うまく膨らまないかも。
1. ケーキ型にバターをたっぷり塗る
ケーキ型にバターをたっぷりと、ケチらずに塗って、さらにパン粉をまぶします。ドイツの工場でできたパン粉は粉が細かくて日本のパン粉とは違います。 クッキングシートを使用しても良いかも。私はいつもバターを塗っていますが。
(ちなみに・・・その工場でできたパン粉はフライなどにするにはおすすめしません。)

バターを塗った型は、生地ができるまで冷蔵庫に入れておきます。
2. 卵を黄身と白身に分ける
卵を黄身と白身にわけ、白身はハンドミキサーでしっかり泡立てておきます。
白身を泡立てる時にハンドミキサーの泡立て器に油分がついているとしっかり泡立たないので、私は、泡立て器が綺麗な状態のうちに、先に白身を泡立て、それから黄身と残りの材料を前混ぜるのにハンドミキサーを使います。

3. 白身以外の材料を一緒にして混ぜる
別のボールで、卵の黄身、バター、砂糖を入れて、これもハンドミキサーで混ぜ、
さらにクヴァーク、クリームチーズ、プリンの素を徐々に入れて混ぜます。
ここまではハンドミキサーで混ぜて大丈夫です。

左の白いのがクヴァーク(Quark)。カッテージチーズ、と訳されているのを見かけますが、カッテージチーズと同じフレッシュチーズの仲間ですが、全く同じものではありません。
4. 2と3を一緒に混ぜて型に入れて焼く
3の卵の黄身やチーズ類の入ったボールにコーンスターチとメレンゲ(白身)を交互に入れて、その都度へらで混ぜます。
そ〜〜っと、ボールの底から上に持ち上げる様に、メレンゲの泡を壊さないように。
だけど、しっかり混ざるように!

これを冷蔵庫に入れておいたケーキ型に流し入れ、
「トントン」とケーキ型の底に入った空気が逃げるように、ケーキ型をかるくテーブルの上に叩きつけて、温めておいた(180℃)オーブンに入れて約90分ほど焼きます。
途中で表面の色が濃くなったら アルミホイルでかぶせて 焦げるのを防ぎます。
出来上がり!さらに余熱のあるオーブンに10分。
オーブンで90分くらい焼いたら、ケーキの中まで焼けているか、爪楊枝などをさしてチェック。(爪楊枝に液体がつくようだったらもう少し様子をみながら焼き続けます)
中までしっかり焼けているようだったら、オーブンのスイッチを切って、でもケーキはすぐにオーブンから取り出さず、10分くらい放置。その後、ケーキを取り出して、クーラーにのせて冷まします。

ケーキクーラーにのせて、でも冷たくならないうちにケーキ型のリングを外します。
ビスケットなどの底をつけないチーズケーキなので型から外す時は、気をつけて、そっと!
爪楊枝などを型とケーキの間に刺して型から外しても。

冷凍保存もできます。アルミ箔に包んで冷凍庫へ。解凍は自然解凍で。
今回はさらにもう一つチーズケーキを焼きました。
これはクヴァークにチェリーをいれたものをスポンジ生地の上に載せて焼いた物です。
甘すぎなくて美味しかった!!(自画自賛!)

日本では入手できない材料もあるかと思いますが、(さらに直径26cmのケーキ型は、日本のオーブンに入るのでしょうか?)
ドイツにお住まいの方は良かったら作ってみてくださいね!
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