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いつでも家中を友人らに見せられるドイツ人〜そんな家を作りたい

シンプルライフ
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先日、何気なくYou Tubeを見ていたら見つけた動画。ミニマリストラボさんの動画です。

この動画の3分あたりのところで、

ドイツ人は友達が遊びにきても全部の部屋を見せられるし、クローゼットの中を見せても恥ずかしくない」

と話されています。

そう、ドイツ人の友人宅に初めてお邪魔すると、「家の中、案内するよ!」と言って、バスルームから寝室から、地下室の物置まで見せてくれる人が多いのです。(これが普通と言えば普通です)

ドイツに長年住んでいる私は、それが当たり前になってしまっていて、友人宅に出かけて「家の中ツアー」が始まっても驚くこともなく、どの部屋も綺麗でも全く驚くことがなかったのですが、

そういえば、不要な物はあまり溜め込まないなあ〜〜と思うことがあります。

そう言えば、と思った私の経験・その1「気に入らない服はすぐに寄付」

今のように断捨離という言葉が流行ったり、ミニマリストとか、シンプルライフという言葉が知られる様になる前、30年くらい前の事。

その時は私は学生だったのですが、あるドイツ人宅にお世話になっていました。

その家のお母さんが服がいっぱいに入ったおおきなカゴを持ってきて、

「妹が、もう着ないから寄付して欲しい、と私のところに持ってきたのだけど、(このお母さんは服の寄付を集めるボランティアをされていました)このカゴの中の服、欲しいのがあったらあげるわよ!残った服は寄付に回すから!」

見ると、まだ綺麗な傷んでいない洋服ばかり。なんでもその妹さんは洋服に関心があって、頻繁に新しい服を購入するのだけれど(←それは見習わなくても良いですが)「これはもう着たくない」と思ったらすぐに寄付に回すのだとか。

学生だった私にはもったいないくらい綺麗な服を数着いただきました!

そう言えば、と思った経験・その2「子供を持つ親同志で服を譲る」

私はピアノ教師をしていますが、とある住宅街に出張レッスンで伺う生徒がたくさんいます。1箇所なので、主張でレッスンしても移動時間がかからないので、私も助かっています。

ある時、その住宅街に住む生徒の家に出かけると

「申し訳ないのですが、次のレッスンはBちゃん宅ですよね?この子供服、Bちゃんにあげたいので持って行って渡してもらえませんか?」

同じくらいの年齢の子供をもつ親同士が、もうサイズ的に合わなくなった服を、まだ小さい子供がいる家庭に譲っていました。その配達役、実は何度かしました。いずれにしても訪問する家庭だったので、衣類の1つくらい、持っていく事はなんて事ありませんから、喜んで洋服を預かり、お渡ししましたよ。

これは日本でもよく見かける事だと思うのですが、どうやら「もう、この服はうちの子には小さいなあ」と思うとすぐに別の家庭に譲っていたようです。

そう言えば、と思った経験・その3「これ、いらない?とよく聞かれた」

集合住宅に住んでいた頃、階下に住む奥さんから

「この布団カバー、主人が気にいらない、というのだけど、まだ新品同様なの。もし、あなたの家庭で使われるようだったら差し上げるわ」

「この観葉植物、部屋のアクセントとして合わなくなったから、もしよかったら差し上げるけれど、どう?」

と何度か声をかけられた事があります。

もちろん、私も気にいらなければ断っても彼女は嫌な顔をしませんでした。まだまだ使えるけれど、自分の家庭には合わない、と思うとすぐに「寄付」か「差し上げる」という人が私の周りには結構いました。

こういったケースは日本でもよく見かけるかと思います。なので、今までなんとも思っていなかったのですが、ちょっと意識してみて、私も「これ、実はあまり気にいらないのよね」と思う服などはすぐに寄付に回したいな、と思っています。

そう言えば、と思った経験・その4「床に物を置かない」

綺麗好きの国民とは言え、人はそれぞれ。そして、子供ともなるとすぐにランドセルやリュックサックを床に放り投げる、これは洋の東西どこも同じだと思います。

ドイツの家だと特に玄関はなく、リビングなどは外履きで入れるので(私はドイツ人家庭でレッスンに伺っても靴は脱ぎません)床は外の床と同じような気持ちで、物を置く気になれない、というのもありと思います。

が、床に直接物を置く事に対して、こちらの人は結構神経質だと感じます。すぐに別の所、子供部屋などに移動するようにしている家庭が多いようです。

もちろん、ドイツ人とはいえ、汚部屋の持ち主もいます。昨日書いたように、物が散らかっていて、そして、すぐに離婚、という家庭もいくつか見てきました。

どれも私個人の経験で、ドイツの平均的な家庭の姿とは言えないかもしれません。が、

少なくとも家の中、友人への「ルームツアー」はいつでもできる様にしておきたいですね!

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