いよいよカーニバルのハイライト〜ケルンのカーニバルの売上高は6億ユーロですって

本日、2020年2月20日木曜日は「女性のカーニバル（Weiberfastnacht/Altweiber）」です。

今年のカーニバルのクライマックスの始まりの日は偶然2と0の数字が並んでいますね。

どうして「カーニバルのクライマックス」かというと

公式なカーニバルの始まりは11月11日、午前11時11分だからなのです。（ドイツでは）

そう、11月11日からカーニバルは始まっているのですが、ハイライトはこの木曜日から火曜日まで、です。

カーニバルのハイライト

それぞれの日には名前もあります（地域によって違いがありますが）

木曜日には子供達は変装して学校に行く子も少なくありません。（そして、金曜日から火曜日まで休みになる学校も多いのがここノルトライン＝ヴェストファーレン州）

大人もこの日から変装したり、顔に絵を描いて出かけたり。

変装といえば、人気があるテーマは（%は変装した人の中での割合・2019年）

なのですって。私の生徒さんもカーニバルのコスチュームを尋ねると「魔法使い！」とか「海賊！」と答える子が多いです。

↑売り物のコスチューム

ドイツでカーニバルを盛大に祝う街は、

なのです。特にケルンのカーニバルは有名で国内外からカーニバルファンが集まります。

このケルンのカーニバル、あの盛大なカーニバルの行列には、今年は約12,000人の参加が見込まれているそうです。ばら撒かれるお菓子は約300トン。このカーニバルのために警備などにあたる人は約2100人です。

カーニバルの行列と言えば、ばら撒かれるお菓子などですが、今年は以下の通りなのだとか。

これほどの多くのお菓子などをばらまき、多くの観光客を集めるケルンのカーニバルです。経済的効果もあります。

カーニバルに参加、見学するためにやってくる観光客、カーニバルの衣装、飾り付け、そして、「カーニバルプリンス」や「カーニバルプリンセス」らの勲章、道路を封鎖するための費用など色々あります。

合計で5億9600万ユーロ（約715億円）ですって！

カーニバルを見学する人も、山車に乗っている人もビールやホットワインを飲みまくってます。
そりゃ、売れるわね・・飲食代！

大騒ぎした後の水曜日は「灰の水曜日」と呼ばれ、藁でできた人形を燃やす（デュッセルドルフではHoppeditzと呼ばれる人形）などをして騒ぎのおしまいを祝い、イースターまでの断食に入ります。

この断食、「肉よさようなら」と言われていましたが、最近は何か好きなものをこの断食の期間はやめる、という人が多いようです。

この断食でやめるものとしては

というアンケート結果があるそうですよ。

私の生徒でも「チョコレートを食べない！」と言った男の子がいました。

私は・・・・お酒、かな？

この断食、「意味がある！」と答えた人が63%にも登るそうです。

１年に１回くらい、何か、好きだけどやめた方が良い物を一定期間（40日間）やめるのは良いかもね。イースターが来たら、またやっていいのだし！（タバコはこの際にやめて欲しいなあ〜）

そうして春の訪れ、イースターの到来が楽しみになる！