コロナで外出をあまりしない日々を送った後では「そういえば・・電動キックボードって言うものがあったなあ・・」といった感じですが
先日行われたTÜV Rheinlandのアンケート結果では
2500人以上のアンケート回答者の47.7%の人が
「電動キックボードの公道での使用許可を取り下げて欲しい」
と回答したそうです。
電動キックボードの公道での使用が許可されて1年
電動キックボード(E-Scooter)の公道での使用が許可されたのが2019年6月15日です。そう、約1年前です。
自動車に比べガソリンがいらないことなどから環境によい、またシェアサービスが普及して若者を中心に人気がでました。
デュッセルドルフなどの街中を歩いていると本当によくこの電動キックボードを利用している人の姿を見かけたものです。
TÜV Rheinlandのアンケート結果
電動キックボードの公道使用が許可されてから3ヶ月後にドイツ連邦保険医協会会長であるアンドレアス・ガッセン氏(Andreas Gassen)が
「電動キックボードは禁止するべきだ!」
と発表しました。私もこの意見に賛成です。
あれからほぼ一年。TÜV Rheinland(テュフ ラインラント・技術、安全、証明サービスに関する認証機関)が電動キックボードに関するアンケートを行いました。
このアンケートの結果は以下の通り。
電動キックボードの公道使用許可の取下げ
電動キックボードの公道使用許可を取り下げて欲しい、どちらかと言うと取り下げて欲しい、と言う人が圧倒的に多いです。
電動キックボードが邪魔である
電動キックボードが邪魔であると答えた人の方が多い。「どちらかと言うと邪魔」を含めて過半数です。
邪魔なんですよ・・・
ヘルメット着用を義務付ける
キックボードでの走行時、ヘルメット着用は任意です。これは絶対に着用して欲しい!
電動キックボードは市内交通緩和に役にたつか
市内交通の緩和に一役買っているのなら・・とも思いましたが、回答した人は「緩和していない」と。電動キックボードが変に渋滞を招いている気がします。
(アンケート結果のサイトはこちら)
と、以上のように電動キックボードファンの方には残念な結果が出ました。
安全に乗るには練習が必要
私はこの電動キックボードに乗ったことがありません。
ですが、見ただけでも、バランス感覚は要求されるだろうなあ、と思います。
自転車とはまた違った感覚だとか。自転車に乗れるからキックボードも大丈夫とは言えないそうです。
まずは練習して、それから公道を走ってほしい、とのこと。
ですが、シェアリングサービスだと「ちょっと家の前の公園で練習する」なんてことができませんよね。
ヘルメット着用とウインカーがあればいいのに
バランス感覚が要求される乗り物なのに、ヘルメット着用がまだ義務ではない、と言うのが不思議なくらいです。
自動車と同じ道路を走らなくてはならないのに、転びやすい乗り物。なのに、ヘルメット着用しなくてもいいとは怖いですよ!
また、方向指示器は装着義務ではないとか。このため、キックボードがどの方向に走るのがわかり辛く、曲がる事を示す場合には、右折、左折の際には片手をハンドルから離して曲がる方向を示さなければならないとか。
この片手運転が大変難しいそうです。不可能な場合もあるようです。(自転車だって、片手運転が大変な時もありますよね)
いくらガソリンを使わない乗り物だからと言っても、事故で怪我をする人が続出では・・・ね。
電動キックボードを走らせるのなら、せめてウインカー付きでヘルメット着用葉義務にして欲しいですね。
やはり歩きましょうよ!(それから公共の乗り物をもっと便利で安全にして欲しいなあ)
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