その昔はヨーロッパでは布というと亜麻の繊維からできるリネンがよく使われていたそうです。
亜麻をリネンにした農家の建物などが博物館となっているところもあります。
去年の事なのですが、その博物館の人から亜麻の種をいただきました。今回はこの亜麻の種を植えてから糸を作るまでを紹介します。
種の写真を取り忘れたので、種だけはamazonから写真を拝借。
この種からアマニ油がとれるのですよね。
春にこの種を庭の片隅に植え、芽が出てきて随分と育ちましたよ。
5月22日の庭です。まだ小さい亜麻の植物です。
6月5日です。2週間もすると高さは10cmくらいに育ってきました。かわいい!でも茎からリネンになるとは想像つかない・・・
こちらも同じく6月5日です。列にならんだ亜麻。
さらに3週間経ちました。背が高くなりましたね。写真は6月28日です。
去年、2019年はとても暑い日が続いたので水遣りが欠かせません!
これは7月1日。花も咲き始めました!
細い茎に可愛い薄紫色の花がついています。
この日から毎日、「今日は何個の花が咲いているかな?」と庭の亜麻を見るのが楽しみに!
何しろ茎が本当に細いので花が風に揺られて・・・写真に収めるのが大変!
亜麻の花です。
亜麻の畑だと一面に可愛い花が咲き乱れるのだと思いますが、これは庭の片隅なので。
7月19日の亜麻。この頃になると一度に10個以上の花が!
花が咲き終わり、茎も茶色になり枯れ始めた8月16日。亜麻を刈り取って干します。
亜麻は一年草で、一度亜麻を植えたところではしばらくは亜麻は育たないそうです。
こちらは8月28日。亜麻の茎がよく乾いたようです。
9月8日。収穫して乾かした亜麻の茎をほぐして繊維状にします。このままだと短いので撚って繋げて糸巻きに巻きます。
これを織ってリネンにするのだそうですよ。
我が家で行ったのはここまで。糸になった亜麻は種を提供してくれた博物館に戻りました。これを織ってリネンにするのだそうですよ。
糸状になった亜麻、色が輝いていて綺麗だな〜〜
そういえば「亜麻色の髪の乙女」というピアノ曲があったっけ。(ドビュッシー作曲)
亜麻は日本語でもフラックスともいいますが、ドイツ語で「Flachs」です。
デュッセルドルフの近郊は繊維業が盛んだったので、フラックスマルクトといったイベントもありますね。
【写真追加】
まるで女性の髪のようにまとめてある亜麻の繊維。
細いかがやくような亜麻の繊維を撚って長い糸にしたところです。
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