家の中をスッキリとさせたい、と断捨離に励んでいる皆様、こんにちは、shirousagi(しろうさぎ)です。
今年1月に始めた「1000個捨てチャレンジ」もいよいよ終盤。あと残り20個で目標の1000個達成です。
そんな本日は、30年前にドイツに運び、これまで10年以上全く使わず、でも捨てるのはもったいない、と保管してきたものを手放しました。
大事に保管していた着物
そう、今回手放したものは着物や浴衣の類です。
「え?着物を捨てたの?そんなことするなんて!」とお怒りになる方もいらっしゃるかもしれません。
断っておくと・・・他のモノ同様、再利用や欲しい人に使ってもらう、使い尽くしなどできるものは使います。着物の場合は、最近は特に着物が好きなドイツ人も増えたので、寄付する先はいくらでもあります。
そりゃ、売ろうとすると大変だと思います。時間をかければ売れるかもしれないけれど、その時間を捻出するのが大変なので、今回は寄付します。
着物は素敵ですが
着物って、素敵ですよね。
ドラマや映画で女優さんが着物を着ているのを見ると、「なんて素敵な布なんだろう」とか「なんて素敵な柄なんだろう」とか、特に着物に使われている布や帯がとても魅力的に感じます。
着物が嫌いなわけではないのです。
が、私は
- 自分で着物が着れない
- 体型が着物に合わない
- 着物に関しての知識がない
- 着物を着る機会が全くない
のですよ。
断れない自分が着物を所有することになってしまった
日本に住んでいた時は着物を持っていませんでした。
あえて言えば、子供の頃に盆踊りに着て行った浴衣くらい。
そんな私がなぜ、着物を着る機会がないドイツで、着物を持っていたかというと
- ドイツ人の友人、知人に「日本人だから着物持っていて当たり前」と思われた
- 日本の親戚に「ドイツ人に喜ばれるだろうから、着物を持って行け」と言われた
からです。
はい、全く、主体性がありませんでした。
現代の日本で、着物を着ることがほとんどない人も多いということを知らないドイツ人に(しかも情報の少なかった30年前)
「着物を着て欲しい」と言われて、
「ああ、そうだ、私は日本人なんだから、着物くらい持っていないとおかしいんだ」と思った自分がいました。「着物を着ることができないのは恥ずかしい」と思った自分がいました。
ドイツ人にちゃんと説明すればよかったのにね。「私は着物を着ることが出来ない」って。
それが出来なかった。変にプライドが高かった?
その上、日本の親戚に「ドイツ人に見せてあげなさい」と着物をもらったのです。色々な小物と一緒に。
保管管理のコストが負担で心の中でいつもモヤモヤとしていた
親戚にもらった着物、母親がドイツに来た時にたった一度だけ着付けてもらいました。
その後、一度日本の童話をもとにしたミュージカルを上演する時に、羽織だけ使いました。
着物を着付けることができなくても、羽織は着れるのですよね。羽織はとても便利。
(そのミュージカル上演の際にも、「着物着れない?」と何度も打診されたけど無理だと断った)
でも、着物を着たのはその1回だけ。着物と一緒にもらったものを使ったのも、その羽織の1回だけです。
30年間でたった1回!
本人は本当は着る気が全くない着物。なのに、30年も保管していたのです。
着物と小物は、箱に入れて物置の片隅に置いていたのですが、その箱を見る度に
「ああ、この着物たち、使わないのにどうしよう?傷んだかな?」
気が気でないけれど、重そうな布の着物を広げる気にならない自分。。。
手入れしなくてはいけないなあ、という思いだけで、でも使わないので、モヤモヤがますますモヤモヤ・・・
「1000個捨てチャレンジ」の一環として手放すことにしました
今回の1000個捨てチャレンジ挑戦中、最後に物置から5点は手放そう!と思い、着物の入った箱を見た時、
「これから先、着物を着て!と言われたらはっきりと断ろう!」と決心しました。
う〜〜ん、やっと!ですよ。これまで自分の「着物を着たくない」という心に蓋をしていたんですよ。
着たくない、着れないのなら、はっきりとお断りすればいいのですよね。
見栄をはったり、「日本人だから着物を着ないといけないんだ」と思い込まずに。
実は最初にもらった着物が虫に喰われていました。着物には申し訳ない!時々は箱から出して見ていましたが、本当に滅多にお手入れしなかった・・・

これを見た時に着物を手放す決心がつきました。
やはり管理できるモノの数は限られているし、自分があまり興味を持っていないもの、必要としていないものは、使ってくれそうな人に渡した方が10倍、いいえ、100倍くらい良い!と。
というわけで、今回手放した着物と和装の小物たち5個。

帯2本 (1本は写真なし)

着物2着

腰紐(新品)1本
この5個を手放します。(1000個捨てチャレンジの981〜985個目)虫に喰われてしまった着物以外はドイツ人向けバザーに寄付です。
実はまだ着物や半襟、長襦袢、着付けベルトなどの和装小物があるのですが、それらも傷んでないかチェックして寄付という形で手放す予定です。(ちなみに、一財産になるような高級な着物は持っていません)
それにしても、まだ着物の仲間は手放し途中だけど、
なんだか肩の荷がおりたようなスッキリ感!
手放してよかった!
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