近所のクラインガルテン(市民農園)で野菜などを育てている人からスイバとスベリヒユをいただいて食べたshirousagiです。
実はその時、他にもじゃがいも、ケール、ビーツなどをもらいました。
せっかくいただいた野菜たち。新鮮なうちにいただきます!というわけで、本日はケールを。
北ドイツの冬の味、ケール

これを書いている今は夏だけど。8月だけど。
私がケール(Grünkohl)を知ったのは、ドイツに来て1年が経った頃、今から30年以上前のことです。
当時は南ドイツに住んでいたのですが、お世話になっていた家庭のご主人がハンブルク出身でした。
ある冬の日、そのハンブルク出身のご主人が自ら北ドイツ料理を作って、友人らを食事に招待したのです。
その時の料理を私もいただきました。それはこれ。
- 焼きソーセージ
- ケールの煮込み
- 丸ごと炒めたじゃがいも
ちょうど、この画像のような食事です。
寒い冬にコッテリしたソーセージに胡椒味の効いた、しっかり煮込まれて味が染みて、くたくたになったケール。じゃがいもは砂糖をまぶして焼いてあったので、カラメルがかかったポテトとなっていて、とても美味しかったのです。

ここは南ドイツだからね〜ケールがなかなか手に入らなくて苦労したよ
その時初めて見たケール。へえ、北ドイツではよく食べられている野菜なんだ〜美味しいな〜
ちなみに、私はいまだにハンブルクに行ったことがありません。(ドイツはベルリン以北に行ったことがない)
この時以来、このケールは私の密かな「憧れの野菜」に。
憧れのだった野菜ケールだけど
あれから数年して、家庭の主婦となったある日、スーパーの冷凍野菜売り場を見ていたら、あるではないですか!あのケールが!
早速買って、記憶を頼りにあの時の「お世話になった家庭のハンブルクの味」を再現してみようとチャレンジするも、出来はいまひとつ。いや、失敗。

あの頃はネットはなかったし、そばに料理好きのドイツ人もいなかったし。
(言い訳)
最近は流通事情もよくて、多分、ドイツ中どこでも新鮮なケールが手に入るはずです。私もここデュッセルドルフのスーパーで何度も新鮮なケールを見ました。
でも、失敗した経験から、あれから一度もケールに手を出さなかった!
夏に新鮮なケールをいただきました

今回、近所の菜園で野菜を作っている人からもらったケール。大きなビーツも一緒にいただきました。
「これは、ケール料理のリベンジをするしかない!」
今だったら、お料理好きな人が周りにいなくても、レシピをネットで調べられます!
早速、焼きソーセージを買ってきて、ケールの料理です。

焼きソーセージ以外のものを合わせてもよかったけれど、
あの憧れのメニューに近づけたかったの。
ケールと焼きソーセージを炒めた

では、お料理スタート!わくわくするな〜
伝統的なハンブルクのケール料理はコトコトと煮込むのですが、流石に電気・ガス代が気になる昨今。
煮込み料理はやめて、炒め物にします。
参考にしたレシピはこちら(ドイツ語)

いただいたのは茎がついたままのケールだったので、茎から葉をはずして、しばらく水につけて、泥などの汚れを落とします。

オリーブオイルを熱して、玉ねぎのみじん切りを炒め、ニンニクとペペローニ(こちらもみじん切り)を加え、適当な大きさに切ったケールを加えて炒めます。
熱を加えると鮮やかな綺麗な緑色になるケール。美味しそう。
白ワイン(コンソメでもよかったけれど)を加えて蓋をして10分ほど蒸して出来上がり。

ソーセージは丸ごと焼いてもよかったのだけど、参考にしたレシピも輪切りにしていたので、この方が早く焼けるのでは?と輪切りで。
それに、丸ごとより輪切りでテーブルに出した方が、少量のお肉(ソーセージ)で満足するのも狙い。
付け合わせはじゃがいもです。圧力鍋で丸ごと蒸したじゃがいも。

各自が好きなだけお皿に取り分けて、いただきます!
感想は・・・短時間炒めた、蒸しただけなので、やっぱりちょっと硬いな〜。味はニンニクとペペローニだけなので、辛い!のはいいけれど、少々深みにかける味。
最近のドイツのレシピにはペペローニの辛さで食べるものも多い気がするけれど、やっぱりケールは塩胡椒で味付けが私好みです。
伝統的なドイツの野菜料理って、長時間煮込んで、ドロドロにするものが多いけれど、それはこのご時世では作る気にならない!

ドイツのケールって、特に今回手に入れたものは硬め。煮込むなら1時間くらいかかるかも。
ともあれ、久々に食べたケール。ドイツでは古臭い感じで、あまり人気のない野菜らしいですが、冷凍のケールだと簡単に手に入るので、また作ってみようかな。
電気・ガス代が値下がりしたら、だけど。

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