スイーツの好きなshirousagiです。
白い砂糖は健康によくないよ、と耳にしませんか?
だったら、白い砂糖の代わりになる、健康な砂糖やシロップはないかな?
プレーンヨーグルトにシロップをかけて食べるのが好きなのもあって、シロップ研究に励んでいるこの頃なのですが、先日、デーツシロップの記事を書いていた時、白い砂糖のGI値を調べたら、
- 日本語サイト=砂糖のGI値は100くらい
- ドイツ語サイト=砂糖のGI値は70くらい
と出たのです。
え?どうして違うの?
そこでふと思いつきました。
もしかして、
日本の多くの砂糖はサトウキビから
ドイツの多くの砂糖はテンサイから作られているからかな
(この記事でテンサイから作られている砂糖というのは、茶色いテンサイ糖のことではなく、ドイツで一番安く手に入る、家庭で普通に使われている白い砂糖のことです)
ヨーロッパの砂糖は甜菜(テンサイ)からつくられている
日本より寒いドイツで売られている砂糖、それは大半がドイツでも育つテンサイ(甜菜。砂糖大根とも呼ばれる)で作られています。
私の住むドイツはNRW州はドイツでも多くのテンサイが収穫されているところです。
我家の近くにも甜菜が植えてある畑が多いの
ドイツ人は砂糖が大好き!?~テンサイの生産EUでもトップクラス
でも、ヨーロッパでもテンサイから砂糖を作る方法が発明されるまでは、砂糖といえばサトウキビから作られたものだったのですって。
16世紀ごろから植民地のプランテーションで砂糖を生産していたらしいわ。
ポルトガルの植民地ブラジルなどね。
(この辺の詳しいお話は後で紹介する本に書かれています)
日本でテンサイが栽培されているのは北海道だけだとか。
日本で売られている砂糖のほとんどがサトウキビから作られた砂糖です。
テンサイを原料にした砂糖のGI値は低かった
糖分といえば、最近GI値を気にする方が多くなりましたよね。
GI値は、食品を摂取した後の血糖値の上昇の速さを示す指標。
多いほど血糖値が急激に上がります
血糖値が急激に上昇すると脳卒中や心筋梗塞、ガンにかかる危険性が高くなってとても危険!
健康であっても、血糖値が上がると眠くなりますよね。仕事中に眠くなるのは避けたい。太りやすくもなるそうですよ。これも避けたい!
ここで、かのAIさんに「サトウキビでできた砂糖とテンサイでできた砂糖のGI値の違いは?」と説明してもらいました。
サトウキビから作られる砂糖: 通常、高GI値に属します。
GI値は約65-80の範囲とされています。(100とも聞いたけ)
これは、砂糖がほとんど純粋な糖分であるため、血糖値の上昇が比較的速い理由です。
甜菜から作られる砂糖: 通常、低~中GI値に属します。
GI値は約35-65の範囲とされています。
甜菜砂糖にはサトウキビ由来の砂糖よりも多くの非糖質成分が含まれているため、血糖値の上昇が緩やかになる傾向があります。
(個々の食品のGI値は、製造方法、精製度、その他の成分などによって異なる場合があります)
なるほどねえ、そういえば、テンサイ(甜菜)からできた砂糖は
サトウキビ由来の砂糖よりも、若干風味が豊かでキャラメルのような風味がある
と言われるから、その風味って、非糖質成分からきているのかな?
私はどちらの白い砂糖も「ただ甘いだけじゃん!」と思ってしまうけど。
テンサイから出来た砂糖でも、真っ白の砂糖は非糖質成分が少なくなっていそうだし、だから味の差も感じないし、GI値も70くらいなのかな
ただいま(7月下旬)の近所の甜菜畑。葉っぱがずいぶんと大きくなってきました。この下には株のような大根のような「テンサイ」が大きく成長中!
川北稔・著「砂糖の世界史 」(岩波ジュニア新書)
ジュニア新書という通り、ジュニア向けに書かれた本ですが、こういう本ってわかりやすくて、長過ぎなくて、内容が良いのでオススメ。
特に自分の得意・専門分野ではないけれど知識を得たい分野、私はまず子供用の本を読んでいます。
ここで基礎知識を頭に入れてから、もっと詳しく知りたい時は大人用の本を読む。すると速く読めて、内容も理解しやすいです。
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