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我慢するより値上げしよう〜売る側、サービスをする側になったら?

経済・お金
この記事は約4分で読めます。

最近の話題は・・・エネルギー問題とインフレ。

私の人生でこんなに値上げラッシュを経験したのは初めてかも、です。

そんな本日、実は確か1週間前に見た、日本の値上げに関するテレビ番組の内容がちょっと気になっていたので、その件について書いてみます。

shirousagi
shirousagi

テレビで流される情報は鵜呑みにしない方がいいわね

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我慢をして値上げしないのは良いこと?

どのテレビ番組だったのか、はっきりとは覚えていないのですが。

登場したのは「立ち食いそばの店」。

昨今の値上げラッシュで、そのお店のお蕎麦にかかる材料費や経費も高騰。

値上げをしたいけれど、お客さんのためにできるだけ値上げはしない、もしくは値上げしても少しだけに抑えていて「我慢している」と。

そのお店のお客さんは「お値段を抑えておいてくれてありがたい」。

そりゃそうよね。私もそのお店の常連だったら、「値上げしないで頑張ってくれて嬉しい!」と答えたはず。

でも、材料やガス代などが値上げしているのに、それを使って作るお蕎麦の値上げをしない、ということは1杯あたりの売り上げに対する利益が減っている、ということよね。

これまでと同じだけ儲けようとすると、それまでより多くの蕎麦を売らないとならない、ということですよね。すると、同じだけの収入を得るために、以前よりたくさん働かなくてはならない、ということですよね。

う〜〜ん、それでいいのかな?

お客としてはありがたいけれど、もし私が蕎麦を提供する側になったら、値上げせずにせっせと必死で働く?いや、それは避けたい!

アメリカと日本の価格の違いを「蕎麦」で比べるのってどうなの?

アメリカは今、インフレ率が高くて、物価が上昇している、として、価格の例として出たのが、

なんと「蕎麦」

日本の立ち食いそばのような蕎麦ですよ。

実際に報道された価格は忘れてしまいましたが、確か日本円に換算して2,000円くらいだったか。

え?日本では蕎麦は1杯500円なの!わ〜お、日本ではそんなに安く蕎麦を食べることができるの?わんだふる〜〜!

って、ちょっと待ってよ。あのお蕎麦、立ち食い蕎麦って、元々はアメリカになかったじゃん!いえ、アメリカはドイツとは違って、和食もアメリカンな食事も同じような値段で食べれるのかもしれないけれど。(知らんけど)

国際的にお値段を比較するのなら、もっとどの国でも手に入れやすい食材でできている食事とかにして欲しい。

例えば、ドイツでは最近ラーメンが人気だけれど、日本よりずっと高いですよ。でもそれは仕方ないですよね。ラーメンの材料の中にドイツではなかなか手に入れられないものがあったり、そもそもラーメンを作ることのできる料理人が日本に比べて少なかったり。

ある意味、ラーメンはドイツでは貴重ではないですか!だからドイツではラーメンが日本の倍のお値段でも、仕方ない。

これで、「日本ではラーメン1杯800円なの?こちらでは1500円もするのよ。日本って物価が安いのね」とは、ならないでしょう?(本当のところ、日本の方が物価が安いけれど)

安いのが必ずしも正義ではないと思う

「安く食事ができる日本、万歳!」「日本ではこんなに安く食事できるの?羨ましいわ」

といっているように聞こえたテレビ番組だったのですが、「安い」の裏で、薄給で働いている人がいるのですよね?

値上げしない→利益が上がらない→給料が上がらない→高いものが買えない→値上げできない→利益が・・・(以下、同様)

(こんなに単純ではないとは、わかっているけれど)

でね、ここで結局、得をするのは、ドル高になった国から来た観光客ではないの?

「うわ〜本当に安い!」って食事に買い物三昧。そりゃ在外邦人の私にも安いのは嬉しいけれど。

だから、我慢しないで(適正に)値上げしたらいいのに。

値上げしたら買えなくなる、食べれなくなるから、っていうけれど、

私、大好きなカラメルワッフルが値上げされて、直後は「もうこれ、買えないわ」って買うのを一旦やめました。

でも、大好きだから、値上げした後、やっぱり買っているのよ。買う回数は減ったけど。

食べたいものは、値上げしても食べたいから、買いますよね?

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