食品の値上げラッシュが止まりません。
特に我が家で困っているのは、野菜の値上げです。
我が家には
- 典型的なドイツ人より、野菜をたくさん食べる草食動物な日本人の私(お肉好きだけど)
- 完璧なヴィーガンのうさぎ
がいます。
なので、おそらく、典型的な昔のドイツ人家庭よりは野菜の消費量が多いです。
そりゃ、馬とか牛を飼っている家庭には負けますが。
そんな我が家にとって、野菜のお値段が高くなるのはとても辛いことなのです。
野菜の値段が高騰している
2022年の11月に書かれたARD-Tagesschauの記事によると、食品の値上がりは1年前に比べて約20%の値上がり。
特に値上がりしているのが
- 食用油脂=49.7%
- 乳製品、卵=28.9%
- 野菜=23.1%
- パン、穀物=19.8%
我が家で欠かせない野菜、葉付き人参(Bundmöhren)、いつも買っているネットスーパーでは、去年まで1束1.69ユーロ(約230円)で買えたのです。それもほぼ1年中同じ値段。
それが・・・去年12月頃には1.99ユーロ(約280円)になり、今月は2.49ユーロ(≒345円)
そして今週は・・・2.99ユーロ!!(約420円、1ユーロ=140円で計算)
去年は1.69ユーロだったのよ。それが1年後の今は約3ユーロよ。信じられない!
野菜や果物の旬がわからないくらい、1年中、何でもある時代に
葉付き人参の旬って、ドイツでは大体4月〜11月です。
でも、年中売っています。人参の実の方なら長期保存が出来そうだけど、あのすぐにしおれる葉っぱのついた人参も1年中いつでも手に入れることが出来ます。
そう、ドイツで旬の4月〜11月以外の時期、12月から翌年の3月ごろまでは、イタリアやスペインなどの国からの輸入!
スーパーに行くと、輸入の野菜や果物で溢れているので、冬の今でもスイカ、イチジク、メロンと言ったフルーツが簡単に手に入ります。
30年前ごろは、ドイツでは南国育ちのフルーツって、簡単に手に入らなかったのにね
この冬、異常なほどの野菜の値段高騰の原因
おかげで、ドイツで人参が収穫出来ない冬から春先でも、安いお値段で葉付きの人参をゲット出来ていたのに・・・この冬は超値上がり!
その理由が、人件費の高騰や輸送費の高騰に加え
冬に野菜を輸入しているスペインやイタリアが寒波に見舞われた!からなのですって。
値上げが顕著だったのはレタスで、例年なら1玉65セント(91円)が、この1月には2ユーロ(280円)以上だったとか。
高い!高い!
人間なら輸入のレタスはあきらめて、ドイツで収穫できる旬の野菜を食べよう!と言えるのだけど、我が家の老うさぎには・・・いや、毎日言い聞かせようかな?
(でも、値上がりしていない野菜がない気がする)
スーパーの実店舗に行くと、時々野菜の安売りをしているから、これを探し歩くしかないかな?欠点は、スーパーの野菜って、しおれていることが多い、ってことなのよね。
BIO(オーガニック)の野菜が売れない
ところで、野菜といえば、なるべく農薬を使っていないものを食べたいですよね。
ドイツでもBIO(オーガニック、有機栽培由来)の野菜がよく売られているのですが、これって、やはり普通のビオでない野菜に比べて高い!
値上げラッシュの今、ビオの野菜は良いのはわかっているけれど、買えない!という人が多くて、このところBIO野菜の売れ行きがとても悪いのですって。
BIOの野菜、実は私はBIOの専門店では野菜を買いません。なぜって?
これまででもビオの野菜は売れ行きが悪くて、BIO専門店にある野菜ときたら、本当に古くて、しおれたものばかりだったですよ。(都会の売れ行きの良いお店に行けばいいのか?)
そして、このインフレ。それでなくても売れ行きが悪いビオの野菜、もっと売れ行きが悪くなったら・・・もっと古くてしおれた野菜ばかりがお店に並ぶのかな・・・ちょっと悲しい。
実は今週は、上に挙げた写真のネットスーパーでは
葉付きの人参はビオもスペインからの輸入も同じ値段なのよ。
どちらにしようか迷ったわ。
(同じ値段ならビオにしたいけれど、でも野菜が古かったら嫌だな〜と)
にほんブログ村
応援クリックをありがとうございます!
コメント