先日、隣町に住む友人宅に車で出かけたら、これまで無かった場所に横断歩道が出来ていたのです。
横断歩道そのものが出来ているのはよいのよ。その場所には小さなお店がいくつもあるところで、しかも高齢者も多く住んでいるところだから、歩いてお買い物にくる、という人が多そうな場所。
でも、日本でよく見るような昔ながらの商店街、アーケードはないのよね
だけどね、この横断歩道には「安全島」がついたタイプで、正直を申し上げると、車の運転をする時には非常に邪魔なんです。
いえ、歩行者にとっては、信号のない横断歩道だから、途中で安全島があると渡りやすいのはわかります。
だけどね、この新しい横断歩道のほんの数メートル先にも安全島のついた横断歩道があるんですよ。ここまで横断歩道を作る意味、あったのかな?
安全島とはこれ
安全島とは
交通島の一種で、横断歩道の途中にあって、歩行者の道路横断の安全確保のための安全地帯のことです。道路幅が大きく一度に横断歩道を渡ることが出来ない場合に設けられます。
「道路・自動車豆知識館」より
横断歩道以外でも、路面電車の停留所などがそうですよね。
ドイツの田舎の方でよく見かけるタイプの「安全島」。
横断歩道の印はないけれど、この「島」があるところは道路の横断を安心してできます。安全島のある所は「ここを横断しようね」という場所であると認識しています。
一度に両方から来る車に気をつけるのは大変だけど、島があると、島まで一方、島からは反対側のもう一方から来る車に気をつければいいだけだものね
上の写真の所は道路の幅もまあ広くて、安全島があってもトラックでも楽々通り抜けられる広さです。
安全島も作りすぎるとデメリットがあるのでは?
ところが、友人宅の近くに最近出来た「安全島」というのは・・・
すぐ先に横断歩道の標識とゼブラ模様の安全島付き横断歩道があるにもかかわらず、新しく作られた安全島。
すぐ先は交差点。ここを右に回ると、そこもすぐにまた安全島。つまり3つも集中して、安全島付きの横断歩道があるのです。
この新しい安全島があるところは、元々横断歩道はなかったけれど、ゼブラゾーンがあったところなのです。
ゼブラゾーンは道路に縞模様が入っているだけで縁石はないから、車の運転で邪魔にはならない、って言えるわよね
ゼブラゾーンがあったのは、歩行者が横断するから、ではなくて、交差点だからだと、私はずっと思っていたのです。(長い連節バスなどが曲がるときにここを車が走ると危ないし)
事故が多いところだとは聞いたことがありません。
歩行者の立場だと、少しでも安全島が道路の真ん中にあると嬉しいですよね。
私もそう思う。
だけどですよ、なぜ長々と「安全島の話」をしているかと言いますと、
この安全島が危険・邪魔になることもある!
と思ったから。
最近、自動車を使う人をなるべく減らそう、という意図を感じることが多いんです。私がそう思うだけかもしれないけれど。
歩行者や自転車に優しい道路、を作ることに反対はしないのよ。
私だってもう車の運転は辛いことが多くて、利用できる時は公共の乗り物にしています。
安全島があると、安全島に車を乗り入れることはできないから(だから「安全島」だけど)車はもしもの時にその場所で他の車を追い越したり、救急車が来た時に逃げられないのよ。
しかも、今回見た安全島の左右の車道は幅が狭い!
バスや救急車って、車が大きいですよね。(最近の普通車も大きくなっていると思う)
道路のあちこちにたくさんの障害物(安全島)を作って、自家用車より歩行者を優先させるのは許す。
だけど、その障害物のおかげで救急車の運転が大変になったり、バスが通過しにくくなっている気がするのよ。
これで本当に環境に良いのかな?人間に優しいのかな?
にほんブログ村
応援クリックをありがとうございます!
コメント