砂糖の取りすぎ、そして運動不足の人が増えて、社会問題にもなっているドイツです。
数年前から「甘い飲み物や食べ物に含まれる糖分を減らそう」と言われています。イギリスのように砂糖税を導入したらどうか、とも検討されています。
だけど、実際にはまだまだ。甘いものは以前としてめちゃくちゃ甘い。
砂糖税も導入されていません。
ここでソフトドリンクに砂糖税をかけたら、20年以内に160億ユーロは節約できるだろう、と試算されているのですって。(その元記事はこちら)
160億ユーロって、大きすぎて、もはやどのくらいなのかピンと来ないわ。
(約2兆5千億円)
砂糖税(ソーダ税)を導入したら糖分の摂取量が減らせる?
試算では、ソフトドリンクの価格に20%の砂糖税を導入すると、1人当たりの1日の砂糖摂取量を1g減らすことが出来るとか。
たった1gといえど、1日に1g減らすことが出来ると、その効果は大きそう!
30、40代の男性の場合は、1人あたり1日の砂糖摂取量を3g近くも減らせるのですって。
ドイツの男性って、どうしてこんなに糖分をとっているのかしら?
太った男性が多すぎる!
砂糖、といえばスイーツ。スイーツといえば女性の大好物!
…と思ったけれど、こちらドイツでは男性だってスイーツ好きの人が多い。
ましてやコーラとかを飲む男性の多いこと!…なんだろうなあ。
子供でも、特に男の子に太った子が多い。
最近、バスによく乗っているのですが、バスで見かけるティーンエイジャーくらいの男の子って、
大抵の子がまるまると太っている!
もう、これでは子豚の国になりそうよ
砂糖の取りすぎで病気になる
どうして砂糖の摂取量が減ると国の負担が20年で160億ユーロも減る、かというと
そりゃ、病気になる人が減るから。
糖分の取りすぎで
- 肥満
- 心臓疾患、糖尿病(2型)にかかるリスクが上がる
病気になれば
- 治療費
- 病欠の費用(病気で会社を休んでも有給。保険会社が給料の8割を負担)
- 早期退職で年金受給
これだけ保険会社、国が負担しなくてはならなくなるのですよね。
これは…本当に糖分摂取量が減れば相当な節約になるはず!
コーラしかなかったパーティー
ソフトドリンクの飲み過ぎで思い出すのが、もう20年以上前になるけれど、あるパーティーに参加した時のこと。
とあるプライベート経営の児童擁護施設でピアノを教えていた私。
この養護施設が創立10周年だかでパーティーを開くことになり、生徒が演奏するから来て指導してほしい、と言われて出かけたのです。
高校生までの子供が大勢住んでいる施設。パーティーの会場設置も参加者も子供たちがメイン。
で、結構暑い日だったのに、テーブルに置いてあったドリンクが
コーラだけ!
だったのです。
どうしてコーラだけしかなかったのか…
せめてお水でもあったら、と思わずにはいられなかった。
(なんだか、水道水を飲ませろ!とも言えなくて)
おかげで4杯以上飲んだコーラよ。
甘ったるいし、カフェインの取りすぎで気分が悪くなってしまって、それ以来コーラは遠慮しています。
しかし、
こんな感じのパーティーばかりだと、太るのは当たり前だよ、ドイツ人!
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