まだクリスマス?
と笑われそうですが、今年2023年の締めくくりの一つとして、
「2023年・ドイツ人ピアノの生徒さんに人気だったクリスマスソング」を発表したいと思います。
英語圏のクリスマスソングが人気になった
圧倒的に人気になったのは英語のクリスマスソングなのです。
小学生低学年にも人気だったのが「ジングル・ベル」。
10歳以上だと「We wish you a merry Christmas」(おめでとうクリスマス)
イングランド西部地方のクリスマスキャロル。(Wikipedia「おめでとうクリスマス」)
そして、「赤鼻のトナカイ」です。
「そりゃそうでしょ。私だってこれらの曲を知っているわよ」と思われたそこのあなた!
20~30年前だと「ジングル・ベル」の曲を知らないおじいさん、おばあさんが多かったのです。
クリスマスといえば、祖父母の元に家族が集まる機会。
ピアノなど楽器を習っている子、孫はそこでクリスマスの曲を演奏披露、ということがあるので、私は生徒さんが「ジングル・ベル」を弾きたい(または私が弾かせたい)となったら、親御さんに
「ご両親はジングル・ベルの曲をご存知ですか?」と確認をとっていたのです。
今は確認をとる必要がなくなってしまいました。
10年前の「生徒の好きなクリスマスソング」
実は2016年に始めたブログにも「生徒の好きなクリスマスソング」を書いています。
その時は「ここ5年の人気曲」(2001~2016年)として挙げたのは
- もみの木
- ジングル・ベル
- きよしこの夜
- Ihr Kinderlein kommet(子供たちよ、おいで)
- In der Weihnachtsbäckerei(クリスマスのパン屋さん
このうち、「もみの木」「きよしこの夜」「Ihr Kinderlein kommet」はドイツ語圏の伝統的なクリスマスソング。
ドイツ人なら、ドイツ育ちなら誰もが知っている、という曲です。
新しい曲は著作権が!?
5番目に挙げた曲は、子供たちのための歌をたくさん書いているRolf Zuckowskiの曲で、これも大人気。
私がレッスンで使用しているピアノ初心者用のクリスマス曲集にも楽譜が載っているので、数年前は本当に多くの子供がこの曲を練習したのですよ。
なのですが、この曲の作曲者はまだ存命でいらっしゃる。
つまり、著作権があるのです。
先日読んだ新聞記事によると、この曲(クリスマスのパン屋さん)を幼稚園で歌わせることを禁止している幼稚園がある、とか。
いつだったか、日本でも著作権がある曲をピアノ教室などで演奏する、レッスンに使用するならJASRAC(著作権管理団体)に使用料を払わなければならない、といったニュースが流れていましたよね。
「子供が喜びそうなポップな曲をレッスンできないじゃん」と、でも日本のことなので他人事のように見ていました。
が、どうやらドイツでも、著作権のある曲を幼稚園や音楽教室で使うには、使用料をGEMA(ドイツ音楽著作権協会)に払わなければならないのだとか。
当たり前よ、と言われればそうなのでしょうが、
コンサートで取り上げる、ならわかるのだけど、よちよちのピアノの生徒さんが弾くにも「使用料」が必要なのかな?お家で演奏するだけなんだけどなあ。
とちょっぴり残念に思ったこの年末でした。
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