昨年、私は友人の一人を失いました。
彼女はピアニスト。そして読書家だったので、家には多くの本があったのです。
その彼女のご主人が、
「大量に残されたものの処分で困っている」と。
これまでも「片付けのお手伝いをしましょうか?」と言っていたのですが、先方は遠慮がち。
ですが、先日

貴重な楽譜や専門書、買うと高いし、
よかったら持っていってくれないかな
遺品整理の手伝い
遺品となった楽譜をいただいたことはすでに3回あります。
そのほとんどは今は私の手元にはありません。
なのにどうしてまた楽譜をもらおうとするのか?
遺品の整理って本当に大変ですよね。誰も使わなくなった楽譜を古紙回収コンテナまで持っていくとしても、それはそれで重労働。
もう80歳を過ぎたご主人には大変な肉体労働です。
しかも、楽譜は未だに紙のものを使う人も多いし(私もそう)、クラシックの曲だと流行はないし、これからもまだまだ使える。
おまけに新品を買うとなると結構なお値段。欲しいけれど、買うのはちょっと躊躇っている、という人も多い。
それはともかく、私としては自分にもできるお手伝いという気持ちでとりあえず楽譜と本をいただくことにしました。
片っ端から我が家へ運ぶ
亡くなった私の友人は、とにかく大量に物を所持していた人。
なので、ご主人が必要ないと言われる本は選ばずに全て車に積んで我が家へ。
友人宅で一冊一冊丁寧に見て、選んでから運んでもいいけれど、そうすると時間がかかる。
明らかなゴミを取り除きながら、大まかに分類
自宅に運び込んだ本や楽譜は、一冊一冊「これは私が読もうかな?使おうかな?」と真剣に考える前に、
- コピー譜や傷みがひどすぎて、他人に差し上げられないもの
- 本に挟まれたチラシ、しおりなど不要なもの
は、サクサクと捨てました。
そして、大まかに
- 楽譜は作曲家ごと
- 本は日本語のものとドイツ語のものに分類
とりあえず私がいただくとして本棚へ
2年前までに楽譜や本の断捨離をしていた私の本棚には十分なスペースがあります!
そこで、楽譜は作曲家ごとに私のものと一緒にならべ、本はまとめて並べました。
これでとりあえずすっきり!
実は今回いただいた楽譜の中には比較的綺麗な新しいもの(10年前くらいに購入されている)も多くあったのです。
テーマごとに分類
とりあえず本棚に収まって、家の中は片づいたので、後は丁寧にゆっくりと作業をします。
楽譜は自分がすでに持っているものと同じもの、ダブってしまったものは中身が綺麗かチェックしてから、欲しい人へ。ピアノを弾く人は比較的多いので引き取り手も見つかりやすい。
本は読書好きの音楽家の友人に欲しいか尋ねる(いらないと言われれば寄付)
これで「遺品としていただいた本の片付け」終了です。

今回の作業をしながら、家をいつも綺麗に整理整頓しておくコツの一つが
「明らかなゴミはさっさと捨てる!」だと実感。
本に挟まれたチラシやしおりを捨てただけでもスッキリしたのですよ。
明らかなゴミは「捨てようかどうしようか?」と迷わないですみます。この明らかなゴミの処分をいかにさっさと済ませるか、がポイント。
それにしても、まだこんなに沢山の楽譜があったのに、未使用のもあったのに、全て弾いてからあの世にいって欲しかったな。早すぎたよ、Yさん!

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