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石の上にも3年、ドイツにも10年

色々思ったこと
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海外暮らし、ドイツに暮らしていて差別にあった、という報告をよくSNSで見かけます。

私も嫌な目にあった経験は数知れず。

今でも全くないわけではないけれど、以前より差別されることが少なくなった気がするのです。

そして、ふと思い出したこと。それはドイツに住み始めて、心の中で何度も呟いていたことがあるのです。

それが

「石の上にも三年、ドイツにも十年」

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石の上にも三年

石の上にも三年=(「石の上にじっと3年も座っていれば、石も暖まる」ということから)どんなに辛くても辛抱していれば、やがて、何らかの変化があって、好転の芽が出てくると言うこと。

ウィクショナリー「石の上にも三年」より

辛くてもじっと我慢、がいつでも正しいとは限らないけれど、すぐに結果が出ないことってありますよね。

それでも続けていれば結果が出る、ということが。

すぐには馴染めないかもだけど

で、心の中で呟いていたのは「ドイツにも10年」。

いや、10年は長すぎる、10年も待たなくて良いけれど。

外国人としてドイツに住むとなると、周りのドイツ人にとっては「あのアジア人は誰なんだ?まともな人間なのか?」と警戒されても仕方ない。

そこで、ドイツ国内を引越して、新しい街に住み始めた時、「とにかく街の人に馴染んでもらえるまで10年我慢しよう!」と決め、

  • 近所の人に出会ったら挨拶をする
  • 機会があれば手伝いをする(ゴミ回収の後に隣家の容器を戻すとか、落ち葉集めを自分の家の前だけではなくて多めにするとか)
  • 服装に気をつける(とにかく清潔第一)
  • ドイツの文化に馴染む

など、「私はドイツ人ではないけれど、無害です」アピールをさりげなくするように努めました。

そして、「住み始めてからすぐに打ち解けてもらえるとは思わない」と。

何事も期待をしすぎると期待した通りに行かなかった場合のショックは大きい。

ドイツ人でない私がドイツ人のコミュニティーに受け入れてもらうのはそれなりに努力と、「外国人なのに受け入れてくれてありがとう」の感謝の気持ちが大切だと思うのです。

まあ、あくまで馬鹿にされないように、ですが。

最近のドイツは…(無言)

私はこの「外国人なのに住ませてくれてありがとう」の気持ちを、中国に住む日本人友人から習いました。

ドイツ人がせっせと作り上げたこの国に住ませてもらうのに、「日本ではこんなに良いサービスがあるのに」など文句ばかり言わずに、「住ませてくれてありがとう」と感謝の気持ちで、周りのドイツ人には私がドイツという国に害を与える人間ではないということをアピール。

ドイツという国の仕組みに馴染もうとしていることもアピール。

だけど、最近のドイツは住み辛くなってしまった。

日本もそうだよね、なぜその国に感謝もせず利用ばかりする外国人が沢山いるのよ?💢

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