4月のことですが、TV番組の予告が流れていて、「日本の温泉地総選挙」とあったので
「わ〜今度の一時帰国で行く温泉をどこにするかの参考にしよう!」と思って、よ〜くその予告を見たら
「外国人が選ぶ好きな日本の温泉地総選挙」
とあって、イラッときてしまい、見るのをやめました。
今日も今日で「外国人が選んだ!本当に行ってよかった日本の名所…」
またか…
正直をいうと「YOUは何しに日本へ?」も、なぜこんな番組が人気なんだよ〜??と心の中ではイライラ。
なぜ、「外国人、外国人」なのよ?
外国人って誰?
場合によっては「外国人」と「日本人」に区別した方がいいものもあるでしょう。私もこのブログで主語を大きく「ドイツ人は〇〇」と書くことはよくあります。
だけど、「外国人に人気!」って、どういうこと?外国人に選ばれた方が良いものだということ?
単に「観光客で賑わっていました」ではダメなの?「外国人で賑わっていた」って?
そして、なんとなく、なんとなくですが、「外国人に」という場合、主に欧米人のような気がするのですが。
GW中は観光シーズンだったからニュースなどでも「海外からの観光客が喜んでいた」などと報道されていましたが、外見が「欧米人」でも日本在住の人もいるでしょ?国籍が日本でも一時帰国中の人もいるでしょう?(そりゃ、絶対数は少ないけれど)
それに、インバウンド客が喜んでいる、ってどこまで本気にしているんだ?と、アジア人を見下す人の多いヨーロッパに住んでいる私は思ってしまいます。
心から「日本は素晴らしい!」と思う人もいるけれど、単に円安だから、安く旅行できるから来た、という人も多いはず。
そりゃ、TVは「日本は素晴らしいわ〜」という人の声しか報道しないよね。
海外からのお客様は大事にしよう、親切にしよう、はいいけれど、なんとなく海外からの観光客にいいように利用される方が多いのではないか、と危惧しています。
「外国人が選ぶ〜」と区別しないで、日本人だろうが外国からの観光客だろうが、一緒にしてほしい
海外在住でも日本人です!
何かの縁でドイツに住んでいる私ですが、一時帰国の時はあまりそれを言いません。
なぜって?最近は海外在住の人も増えてきているから、気にしない人が増えているとは思うけれど、以前は夫がドイツ人というだけで「じゃあ、あなたもドイツ人ね」と言われたり(結婚だけで自動的にドイツ国籍はもらえない。私は国籍を変えるつもりは全くない)「海外在住だけど、この人は日本語を喋れるから」と紹介されたり。(私の母国語は日本語だよ!)
あとは妬み。「海外に住んでいるっていいわ〜」という声。(全然よくない)
なぜ、外国に住んでいる人と日本に住んでいる人を区別したり、国籍で人を区別したりするのかな?いや、もうこれは差別かも。
なんとなく感じる、「あなたは日本に住んでいないでしょ」差別。
日本にいてもドイツにいても差別される側になっているような…
大陸にあるドイツと島国・単一民族国家の日本の差なのかな?
日本人の私がドイツに住んでいて嬉しいのは、ドイツ人と同じように扱ってもらう時。
近所の人にどこから来たのか尋ねられるというのはあるけれど、仕事などでは特に必要がなければ国籍を尋ねられることはありません。ドイツ国籍は持っていないからドイツでの選挙権はないけれどね。(日本の選挙権は持っています。ちゃんと選挙には行っています!)
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